Bert Jansch - Live At The 12 Bar(2000) | 全ての音は音楽か

全ての音は音楽か

色々書いたりつぶやいたり。音楽の話ばかりです。

1.Summer Heat
2.Curragh Of Kildare
3.Walk Quietly By
4.Come Back Baby
5.Blackwaterdlide
6.Fresh As A Sweet Sunday Morning
7.Morning Brings Peace Of Mind
8.The Lily Of The West
9.Kingfisher
10.Trouble In Mind
11.Just A Dream
12.Blues Run The Game
13.Let Me Sing
14.Strolling Down The Highway
15.Woman Like You
16.Instrumental(Betts Dance)
 
バート・ヤンシュのアルバム。An Authorised Bootlegとあり、1996年に発売されたものが2000年にSanctuary RecordsのCastle Musicから再発売されたものとの事です。
 
深く落ち着いたところで響くギターと味わい深い歌声が楽しめる1。大らかさを感じる2。異国のイメージ(イギリスではないという事です)を独特の音と演奏で聴かせる3。4はマイペースなブルース。5でもその演奏が独特の空間を作り出しています。 荒涼とした風景を連想させる6。穏やかな7。切ない曲調と訴えかけてくるような歌が聴ける8。インストの9はフォーキーでカントリー風のイメージ。続く10と11はブルース風。軽快な10に対し、哀愁を感じさせるような11。カントリー風イメージの12。軽快な演奏は見事です。短調の13は演奏が進むにつれ、だんだん力が入ってきます。カントリーブルース風の14。軽く弾んでいくような演奏はなかなか良いです。独特の音空間を持つ15。埃っぽさを感じるようでした。そして最後はインストで締めくくります。
 
構成はバートのギターと歌だけですが、彼独特の音楽を聴くことが出来ます。
 
シンプルでラフであるが故に感じる生々しい存在感は凄いものがあります。ギタープレイも少し上手くいかない部分もありますが、そうした部分もリアルさを感じる理由の一つではないかと思います。
 
16曲と曲数は多いですが、大体3分前後の曲がほとんどで、4分を超える曲は3曲(一番長いのは1曲目の4分21秒)しかありません。そうした曲の短さは聴きやすさに影響してくると思います。
 
フォークミュージックというと古い音楽だとイメージする方も少なくないかもしれませんが、まだの方は機会があれば一度聴いてみても良い作品ではないかと思います。
Live at the 12 Bar/Bert Jansch