Anne Ducros - Close Your Eyes(2003) | 全ての音は音楽か

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1.You've Got A Friend
2.L'eau à la Bouche
3.Lately
4.In Your Eyes
5.Faded Roses
6.Blackbird
7.Taking A Chance On Love
8.The Island
9.Close Your Eyes
10.Song Bird
11.Clopin Clopan
 
Anne Ducros(vocals)
Benoît de Mesmay(piano, keyboards)
Sal La Rocca(double bass)
Bruno Castellucci(drums)
 
Avec/With
Toots Thielemans(harmonica 3,11)
Sarah Morrow(trombone 9)
Benoît Fromanger(flute 2,4)
Olivier Louvel(guitar 6,10)
Minino Garai & Joël Grace(percussion 6,10)
David El Malek(sax 1,8)
 
Cordes/Strings
Stéphane Henoch, Ghislaine Benabdallah, Hélène Corbellari, Didier Dato, Ludo Balla, Hélène Lenglart, Eric Fillières(violin)
Christoph Briquet, Sébastien Levy, Vincent Debruyne(alto)
Isabelle Sageot, Mimi Sunnerstram(cello)
Jeanne Nicolas(harp)
 
Arrangements
Benoît de Mesmay 1,2,3,4
Anne Ducros & Olivier Louvel 6
Teddy Lassry 7
Anne Ducros 10
 
アンヌ・デュクロのアルバム。輸入盤と日本盤で曲数の違いはないようです。
 
瑞々しく潤いのあるイントロから引き込まれる1。ロマンチックな曲調です。軽やかで爽やかな2。スティーヴィー・ワンダーの3は原曲とは全く違った雰囲気になっています。ストリングスが入り、とても優雅な雰囲気です。4も爽やかな曲。春のイメージです。ロマンチックで切ない5。控えめな演奏も良いです。6は小気味良いリズムを演奏するギターとパーカッションがこのアルバム中では別の色になっています。ゆったり上品な7。肩の力が抜けていくようです。爽やかな夜風にあたっているような8。緊張感が強まる9。ジャズ風イメージが一番強い曲かもしれません。気楽で楽しげな10。リラックスした空気を感じます。11はゆっくりしたテンポで歌われます。この曲のハーモニカの演奏は、曲に馴染んで良い雰囲気を作り出しています。
 
少しハスキーな感覚もあるアンヌの歌声はどちらかというと抑制された印象。演奏も非常に上品な印象で、数曲で入るストリングスも、とても雰囲気のあるものになっています。例えるならホテルのロビーやサロンで流れているようなイメージでしょうか。聴いて楽しむ他、もしかしたらBGMのような使い方も良いかもしれません。
 
カバー曲が多いですが、幅広くバリエーションがある選び方はなかなか面白いと思います。
 
全体の雰囲気は多少甘めではありますが、なかなか良い作品であると思います。
クローズ・ユア・アイズ/アンヌ・デュクロ