Amos Lee(2005) | 全ての音は音楽か

全ての音は音楽か

色々書いたりつぶやいたり。音楽の話ばかりです。

1.Keep It Loose, Keep It Tight
2.Seen It All Before
3.Arms Of A Woman
4.Give It Up
5.Dreamin'
6.Soul Suckers
7.Colors
8.Bottom Of The Barrel
9.Black River
10.Love In The Lies
11.All My Friends
 
Amos Lee(Guitar and vocals, background vocals)
Adam Levy(electric guitar, background vocals)
Kevin Breit(acoustic guitar, mandolin, resonator guitar)
Norah Jones(piano, wurlitzer, background vocals)
Devin Greenwood(hammond b3, wurlitzer, background vocals)
Larry Gold(cello, string arrangement)
H. S. Alexandra Leem(viola)
Nate Skiles(mandolin)
Jaron Olevsky(bass)
Lee Alexander(bass, pulp drum)
Chris Thomas(bass)
Dan Rieser(drums)
James Gadson(drums, background vocals)
Fred Berman(drums, background vocals)
Zara Bodé(background vocals)
 
Produced By Lee Alexander
 
エイモス・リーのアルバム。
 
アコースティックで周りの空気に自然に混ざっていくような印象の音楽です。
 
ややルーズなノリの1。ノラ・ジョーンズはこの曲にピアノで、7曲目にピアノ、ウーリッツァーとコーラスで参加しています。2は緩やかで穏やか。ストレートな曲だと思いました。優しく包み込むような3。ブルージーな4。曲の展開とハモンドの音がそうした雰囲気を作り上げているのだと思います。5もブルージーな感覚ですが、こちらは4よりも落ち着いています。6はエイモスのギターとボーカルにチェロとヴィオラ。少し異なる雰囲気もあります。ナチュラルな感覚の7。気持ちが穏やかになります。軽やかなリズムがまた一つ違った色合いにしている8。少しカントリー風のような気もします。Dの音に染まった素朴な9。いっその事ベース音はDだけでよかったのではないかと思いました。さわやかなポップス風の10。この曲はこのアルバムの中ではもっとも違う雰囲気になっていると思います。11は落ち着いた雰囲気です。爽やかですが、明るく突き抜けるような感じではありません。
 
フォーク・ブルース・カントリーという雰囲気が漂いますが、その中でもフォークの色が一番濃いように思います。
 
ブルーノートレコードからのリリースとなっていますが、ジャズとして聴いてしまうとつまらなく感じる方もいるのではないかと思います。この点に関してはノラ・ジョーンズも同様だと思うのですが、いかがでしょうか。
 
そのノラは2曲に参加していますが、メインヴォーカルではなく、作曲をしているわけでもありません。コーラスをしているものの、ピアニストとしての参加のため、彼女目当てで買うとがっかりするかもしれません。
 
ちょっとお酒を飲みつつ聴きたいような。洒落た音楽とは言えないかも知れませんが、素朴で木や土の匂いを感じさせるような音楽は一人でゆっくりしたい時などにいいかもしれません。
 
下のリンクからレビューを見て頂くとわかるかと思いますが、輸入盤では通常のCDがあるとの事です。しかし僕が買ったものはCCCDの輸入盤ですので、気になる方はよく注意した方が良いでしょう。
 
なかなか良い内容だと思うのに、CCCDである事が理由で遠ざけている方もいるかと思うと(僕もCCCDは買うのはやめると決めました)残念な気持ちになります。
Amos Lee/Amos Lee