Muddy Water Blues A Tribute To Muddy Waters | 全ての音は音楽か

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色々書いたりつぶやいたり。音楽の話ばかりです。

1.Muddy Water Blues(acoustic version) Lead Guitar - Buddy Guy
2.Louisiana Blues Lead Guitar - Trevor Rabin
3.Can't Be Satisfied Lead Guitar - Brian Setzer
4.Rollin' Stone Lead Guitar - Jeff Beck
5.Good Morning Little School Girl(part 1) Lead Guitar - Jeff Beck
6.Hoochie Coochie Man Lead Guitar - Steve Miller
7.She's Alright Lead Guitar - Trevor Rabin
8.Standing Around Crying Lead Guitar - David Gilmour
9.The Hunter Lead Guitar - Slash
10.She Moves Me Lead Guitar - Gary Moore
11.I'm Ready Lead Guitar - Brian May
12.I Just Want To Make Love To You Lead Guitar - Jeff Beck
13.Born Under A Bad Sign Lead Guitar - Neal Schon
14.Good Morning Little School Girl(part 2) Lead Guitar - Richie Sambora
15.Muddy Water Blues(electric version) Lead Guitar - Neal Schon
 
Paul Rodgers(lead vocals, nylon guitar, rhythm guitar, rhodes)
Pino Palladino(bass)
Ian Hatton(rhythm guitar)
Jimi Haun(rhythm guitar)
Mark T. Williams(bass drum, brushes)
Jimmie Wood(harmonica)
Ronnie Foster(hammond)
Paul Shaffer(hammond)
David Paich(piano & hammond)
Alexandra Brown, Carmen Carter, Jean McClain(backing vocals)
 
Produced by Billy Sherwood
 
ポール・ロジャースのアルバム。1993年の作品です。
 
1はバディ・ガイがリードギターを担当しています。ゴスペル風のコーラスも良い雰囲気です。2と7はトレヴァー・ラビン。艶のあるストレートなギターが耳に残ります。こういう演奏をさせると上手いなと思いました。3はブライアン・セッツァー。彼のトレードマークとも言える軽快なイントロが印象的です。器用な人だと改めて思わされるようなプレイです。 4と5と12はジェフ・ベック。このようなブルースギターもお手の物ですね。6はスティーヴ・ミラー。派手さはありませんが、ルール通りの良い演奏をしていると思います。8はデイヴィッド・ギルモア。フュージョンなどで活躍中のデイヴ・ギルモアではなく、ピンク・フロイドのデイヴとの事です。弾き過ぎず間を空けすぎずの演奏はその場の空気を感じるようです。9はスラッシュ。こちらはマイペースなブルースロック。ソロの音数も多い方かもしれません。10はゲイリー・ムーア。流暢なソロはさすがです。11はブライアン・メイ。ブライアンのギターサウンドは特徴的なものですが、ソロになるとあの音が急に前に出てきて一気に賑やかになります。13と15はニール・ショーン。13はこの中ではちょっと異色かもしれません。15は曲の良さもあり、とても良い仕上がりになっています。14のリッチー・サンボラはそつなくこなすといいますか、実にバランスの取れた演奏です。ギターサウンドはとても格好良いです。
 
それぞれのギタリストのスタイルや音色の違いがあり、楽しめる作品になっています。良い印象が残っている曲が多い一方、ちょっとこれはどうかと思ってしまう曲もありました。そのあたりは聴く人それぞれの好き嫌いだと思いますが、ブルースロックが好きな方は聴いてみてもいいかもしれません。
 
ポール・ロジャースの歌の上手さはさすがです。とても格好良いと思いました。
マディ・ウォーター・ブルーズ/ポール・ロジャース