London Flat London Sharp(2005) | 全ての音は音楽か

全ての音は音楽か

色々書いたりつぶやいたり。音楽の話ばかりです。

1.London Flat London Sharp
2.To Sit And Dream
3.The Time Of Our Madness
4.Unisphere
5.Steps To Peace
6.Forty Days
7.Cassandra
8.Yes, We All Have Our Cross To Bear
9.Mr. Fats
10.Ballad Of The Rhine
 
The Dave Brubeck Quartet
Dave Brubeck(piano)
Bobby Militello(alto sax and flute)
Michael Moore(double bass)
Randy Jones(drums)
 
Produced By Russell Gloyd
 
デイヴ・ブルーベックの作品です。CDではThe Dave Brubeck Quartet, London Flat London Sharpとなっています。
 
割とシリアスな雰囲気の1曲目。クラシックをイメージさせるようなイントロから明るく軽くスウィングしていく感覚が気持ちいい2曲目。少しメランコリーな3曲目。軽くスウィングする4曲目。明るい曲調は上品なイメージです。静かでゆったりした5曲目。ここではサックスではなくフルートの演奏です。切ない6曲目。サックスの演奏が感情を表しているようでいいと思いました。ミドル~ファストの7曲目は哀愁を感じさせます。ややルーズな雰囲気の8曲目は少しブルース風のイメージも。9曲目は楽しげで親しみやすい雰囲気。ベースソロはアルコで弾くメロディを歌とユニゾンで演奏しています。悲しげな10曲目。きれいなピアノソロです。
 
ジャズの雰囲気や小気味の良い演奏を楽しむことが出来ると思いますが、年齢のせいか(デイヴは1920年生まれ、この時はもう85歳だったんですね)演奏が不安な部分もあり、もたついてしまっているところやうまく弾けていないところが多くあるように思います。
 
それでも立派な演奏をしている事には違い無いと思いますが、そういった部分がとても気になってしまう方にはおすすめは出来ないかもしれません。
 
誰が原因というわけではありませんが、全体の演奏にややぎこちなさを感じてしまうところいくつかもありました。しかし、彼のピアノの音にはクラシック風でもある端正さとスウィングする楽しさを感じる事が出来るように思いました。
London Flat, London Sharp/Dave Brubeck