Boy Ge Mendes - Noite De Morabeza(1999) | 全ての音は音楽か

全ての音は音楽か

色々書いたりつぶやいたり。音楽の話ばかりです。

1.So Doce, So Mel
2.Deolinda
3.Sant'Anton Lovers
4.Funana Di Nha Bonga
5.Pescador
6.Blue Ballade
7.Shambalah
8.Noite De Morabeza
9.Agua
10.Nôs Ilha
11.Dona Lua
12.Anima
13.Qui Temporal
14.Sama Xarit
 
Boy Gé Mendes(guitares et chant)
Mario Canonge(piano, 1,3,8,12,13)
Fréderic Gailardais(claviers, 2,5,6) Divin Don Dieu(4,7,9,10,11,14)
Manu Lima(synthé-flûte, 5)
Thierry Fanfant(guitare basse, 1,3,8,12,13) Etinne Callac(2,4,9,10,11,14) Djim Djob(5,6) Pascal Teillet(7)
Patou(guitare électrique, 4)
Jean-Philippe Fanfant(batterie, 1,3,8,12,13)
Bago(percussions, 1,8,12) Xavier Dessandre(percussions, 2,4,6,7,9,10,14) Armando Poleo(percussions, 5) Calú Monteiro(percussions, 6) Ravi Magnifique(percussions, 9,11)
Laurent Coatalen(shaker et cow bel)
Calú Monteiro(reco-reco, 5)
Alan Hoïst(violoncelle, 1)
Jacques Bolognesi(trombone, 3 et accordéon, 12)
Claudine Pennont, Béatrice Poulot et Frantz Dorville(choeurs, 2,9,10)
 
Enregistré qu studio Do Soul, Paris,
ingénieur du son Jean-François Chquffour et Lqurent Coatalen
 
ボーイ・ジェー・メンデスのアルバムです。
 
カーボ・ヴェルデはアフリカ・セネガル沖の小群島からなる国です。音楽が語られたり説明される際に「カーボ・ヴェルデ」という文字が見つかると、いい音楽(僕の好みの音楽)だと思ってしまいます。ブランド物のような印象なのでしょうか。ブランド物というのはちょっと嫌な書き方かもしれませんが・・・。
 
1は潮風を感じさせるようなさわやかな歌声とパーカッションなどの演奏が印象的。緩やかで穏やかな2はセンチメンタルな感じです。清涼感のある演奏と歌声が気持ちを落ち着かせる3曲目。スピード感のある4曲目はアフリカ風の雰囲気も感じます。 ゆっくり落ち着いている5は熱帯系の雰囲気も。6曲目はインスト。シンプルですが、切なくロマンチックな音と演奏からは色気が漂います。マイペースでゆったりした7曲目。澄んだ演奏の8曲目は曲の終わりのほうでラテン系ののりに変わります。涼しさと明るさを感じる9曲目。きれいに晴れた青空のような雰囲気でもあります。ゆったりした曲調に気楽さとリラックスを感じる10曲目。アフリカをイメージさせるような大きさと優しさを感じる11曲目。哀愁を感じる12。曲がやや不安な展開をしていくところは、このアルバムでは他とはちょっと違った雰囲気かもしれません。ブルース風イメージが強い13。ジャズやブラジル風イメージとブルースが混じったような14。リズムの変化も面白いです。
 
様々なジャンルが混じりあったポップスです。爽やかなイメージが強く、小さな島である事もあってか海や潮風を感じるような曲が多いように思いました。
 
また、慈悲深いような歌声は落ち着きと安らぎを与えてくれます。
 
日本盤も出ています。解説と歌詞の日本語訳がついています。アオラ・コーポレーションからですが、検索しても見つからなかったため、今は日本盤の取り扱いはないのかもしれません。日本盤と輸入盤は曲数も同じで、違いは特別無いようです。
 
洗練されたポップス。なかなか良い作品だと思います。
Noite de Morabeza/Boy Ge Mendes