押尾コータロー - Starting Point((2002) | 全ての音は音楽か

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1.Fantasy!
2.Destiny
3.ティコ
4.Breeze
5.黄昏
6.Merry Christmas Mr.Lawrence
7.Blue Sky
8.初恋
9.Tension
10.ハリー・ライムのテーマ
11.木もれ陽(ciname version)
12.Hard Rain(type D)
 
Produced by Kotaro Oshio
Recorded, Mixed by Yoshiyuki Kataishi
Recorded at Studio TERRA, Studio Groove
 
押尾コータローの作品です。
 
1曲目は明るく爽やか。気持ちの良い空間を演出します。 マイナー感を強く出す2曲目。哀愁を感じますが、演歌や歌謡曲風のイメージもあります。静かに切なさを伝える3曲目。ミドルテンポの4曲目。爽やかさを上手に表現していると思いました。5曲目は切ない雰囲気。曲名とあっていると思いました。サステインと低音をカットしたような薄めの音も良い雰囲気です。6曲目は戦場のメリークリスマス。発売当時からこの曲に注目が集まる事も多かったように思います。途中でタッピング奏法を駆使した間奏が入ります。7曲目は爽やかでリズミカルな演奏で楽しめます。夏のイメージです。8曲目はとても切ないです。叶わなかった恋でしょうか。鋭い演奏と夕方の暮れ時をイメージさせる演奏が良いです。10曲目は軽やかで楽しい牧歌的な演奏。エビスビールのCM、またJR恵比寿駅の発車時のメロディでお馴染みの曲です。11曲目は軽くリヴァーブ(エコーをイメージしてもいいかもしれません。風呂場や石・コンクリートの部屋等で音が反響する感じです)がかかったギターが印象的な曲です。爽やかさと思いつめた感じの間を揺れ動いているような感じです。低音と特殊奏法が印象的なリフの12曲目。アルバム中で最もロックをイメージさせる曲で割と派手なイメージです。
 
ソロギターの演奏でありながら多くの人に受け入れられて人気になったのは、ポップな曲調とアレンジが大きいと思います。また、それを支える押尾さんのギターの演奏技術も素晴らしいです。
 
個人的には1,3,8,9、そして11曲目が好きです。3曲目と11曲目はその魅力がよく表現されていると感じました。
STARTING POINT/押尾コータロー