ここ直近で少し回復はしましたが、円安バーツ高が続いており、日本人訪タイ観光客が思ったよりも伸びていないとのニュースが有りました。バーツ危機は除いて、概ね1バーツ2.5円から4.0円程度で推移しているイメージが私の中にはあります。このレンジの中で1バーツ3.3円から3.5円での推移が長いイメージがあります。それからすると現行の1バーツ4.0円の為替レートは最高の円安バーツ高傾向になると思います。このおかげで、私の給料を円計算してこれだけ増えたと1人でほくそえんでおります。バーツ建ての給料額に変わりは無くても、円建て計算をすると増えるのがちょっとだけ嬉しいです。ただ現在は諸事情が有り、日本へ一時帰国はできても自宅に帰れない状態なので、あまり意味を成しておりません。
私がタイで働き出した当初は1バーツ2.8円から2.9円程度で推移しておりました。一緒に働いていたもう1名の日本人と1バーツ3円が1つの目安で3.3円を超えたら一時帰国用に両替に行こうと常々言っておりました。このころに親しくさせて頂いたお客さんの駐在員の方も本帰国となりました。しばらくしてタイ駐在中に貯めたお金でなかなかな高級車を買っておられました。それから1年位したことろでしょうか。1バーツが3.3円を超えてきました。この頃にこの本帰任し新車を購入した元駐在員の方から恨み節のメールが入るようになります。もう1年待って車を買えば、もう1ランク上のグレードが買えたと嘆いておりました。日本に住んでいた時には毎日テレビでドル円のレートは見ておりました。しかしそれがどのように生活に結びついているのか?もっとミクロに書くならば、どう私のお金に影響しているのか?全く実感がありませんでした。
タイで働く以前から出張に旅行にとタイには来ておりました。その出張当時で1バーツ4円近い時期があり、その時にはどこに行くにも1バーツ4円で計算していました。ただこの4円計算も高い安いを感覚的にというよりも、幾らぐらい使っているのかが主たる目的でした。私の中での感覚として、タイは物価が安いは余り持っていません。クオリティーと価格のバランスが重要だと思っているからです。料理に例えるならば、安いとどうしても料理の味に影響が出ることが避けられない気がします。現在の会社の昼食は外部からのデリバリーですが、明らかに価格が安いだけの食事になっています。美味しいものを食べようと思うと、自分でフードデリバリーを頼む事になり、普段の会社の昼食からすると2~3倍程度の価格になってしまいます。こうなると安さを取るのか?味を取るのか?になってきます。現在では味の方を取る事が殆どです。安くて美味しい昼食が手に入れば良いのですが、現在の職場ではそれはかなりの難問だとタイ人従業員からも聞いております。
この通りの感覚なので、出張や旅行でタイに来ていた当時から、タイの物価に対して安い高いをあまり気にしておりませんでした。しかしこの円安傾向でタイに来る日本人旅行者が少ないとのニュースを見ると、為替レートやタイの物価について少しだけ気になっています。タイに安いを求めて来られる方は、今のバーツ高円安傾向の場合は、タイは安いとの感覚的メリットが少なくなり、訪タイを控える可能性があるのを感じました。確かに1バーツ3円から4円へ変われば単純計算で30%程度の値上がりを感じることになるからです。今では色々な事情から世界的にインフレが叫ばれ、日本でも顕著な値上げ傾向が見て取れる時代になっており、日本から見た為替レートによるタイの物価上昇30%に加えてタイの物価上昇も加味すると50%やそれこそ100%近い根が有り感があるのかもと思いました。
この値上げ感を顕著に表しているのが、コロナ禍が明けて以降タイに出張をする方々の言葉だと思います。タイでホテルに泊まったり食事をする金額を1バーツ4円で計算すると、日本と変わらないか場合によっては高いと言っておられた事です。この言葉からすると、このバーツ高円安傾向が納まったとしても、日本人観光客は減少傾向にあるのかもと思ってしまいます。
本日の最後に何故日本人訪タイ観光客が減っているのかについて感じた事を書きたいと思います。
上で書いておりますが、円安傾向のためにバーツを円換算すると結構な値段になると感覚的にとらえられることが多いと思います。ただこれは日本の物価がそれ以上に上昇していれば、タイは安いと感じたような気がします。ベースが何処にあるのか?それ次第な気がします。日本では失われた30年とも言われておりますが、企業は結構な利益を出して法人税を納めていると思います。その利益が従業員へ還元される仕組みが今の日本には失われてしまったような気がします。還元すると言っても給料を上げてくれと口を開けているところへ放り込む話では無く、従業員側も学ぶ事も含めた企業と従業員間のより良い関係が薄れたような気がします。就職難といわれ、転職も難しい時代が続いた事もあると思います。そして転職によって給料が下がってしまい、そのままになる事も一因かと思います。日本企業には異常なまでに人件費をコストとして削ろうとする意識があるように思います。長く務める事も良い事だと思いますが、一方でその能力を必要とし、数年の雇用も企業側が覚悟して雇う体制も有りなのではと思います。日本のインフレ傾向にしても原材料の値上げとの話や報道は目にします。しかし私が働き始めた当時の人件費が高くなってとの話は最近では全く聞かなくなりました。原材料もそうですが人件費の高騰を理由に入れ、値上げに含めば、何となくですが生活の苦しさから脱せられるのではとも感じます。今以上に円安バーツ高に振れてもタイに行こうとの気持ちも産まれるのかもしれないと感じる次第です。
本日も有難う御座いました。