ワンセルフカード、メイントレーナーのマサコ(中本雅子)です。
今から数年前のことになりますが
たまたま見たNHK「クローズアップ現代」で
『希望学』という学問が存在することを知りました。
(調べると2009年9月14日(月)19時半~放送)
これは2005年にスタートした
東大を中心としたプロジェクト。
今まで培った希望では
この社会は通用しなくなっていることを
痛感した学者の方々が集まって
この日本に「希望と社会との新たな関係性」
を研究するために出来たもの。
※『希望学』とは→ こちら
上記の紹介番組の中で
興味深い考い切り口が沢山出てきました。
その一つが「コンパクト」。
希望学は岩手県釜石市の新日本製鉄の
釜石製鉄所をお手本にして纏められたようですが
周知のようにこの製鉄所は
1960年から次第に規模を縮小しています。
そして1989年には釜石から完全に高炉の火が消えます。
そこで法人税などの莫大な収入が入らなくなり
困った釜石市は企業誘致を積極的に展開していきます。
特に市が力を入れたのは
新日鉄の残した港湾設備や建物の再活用。
徐々にそのメリットに気づいた企業が応じてくれて
Uターン人口が増えて行き、破綻しないですんだようです。
とはいえかつての街の勢いが戻ってきたわけではありません。
それを「コンパクトになった」
と出演のプロジェクトリーダーの
東大の先生は語っていました。
この時、私は思いました。
この番組の一年前に出来た
ワンセルフカードはサイズも
枚数も材質も価格も相当にコンパクト!
(*^^)v
そして思えばわが人生の流れも
コンパクト化の道のり、そのもの!!
どの人の人生も
どの会社も
どこかで右肩上がりを卒業し、
コンパクトというゾーンに入っていくのだ
と9年前の私は覚悟を決めたように思います。
かつては「夢は大きいほうがいい」と
みんなが思ってました。
勿論そう思う人や会社はそれでいいのです。
でもそれは
「みんなの願いや信条ではなくなっている」
ことを知る必要があると思います。
番組取材に応じた企業、団体、市町村の方々は
ネガティブなものをかいくぐった人たち(組織)で、
そこには太陽のような笑顔というより、
月のように光る笑顔がありました。
解説をする東大教授も
物静かな声で語る月のような先生でした。
さてそしてこの番組から9年という時を経て
今の私は来月、還暦を迎えます。
この節目を前にワンセルフも
あるコンパクト化をします。
それは事務所(本部)。
おいおいまた詳細を書きますね。
光があたって眩しく光る人、街、会社がある。
人生の影があたって静かに光る人、街、会社もある。
それはコンパクトになっていく、
という誰にでも訪れるプロセス。
僭越ですが希望学とワンセルフカードや
29年やってきた私の仕事の仕方の共通項、
それは
「挫折、失望を乗り越えた人こそ将来に希望がある」
という考え方です。
今後ともよろしくお願いいたします。
【補記】
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