2020年のアニコム家庭どうぶつ白書から
とってもわかりやすい!最近のモコモコのカットだと毛の下の体型がわかりにくい
トイ・プードルの基本的な体型は横から見ると胸からお腹にかけてキュッと切り上げていて、上から見るとハッキリくびれが分かるのが理想
ロイヤルカナン のホームページからです
プードルはこの標準体型よりもさらにウエストのくびれがハッキリしている犬種なんです
つまりチワワやミニチュア・ダックスよりもほっそりした印象がちょうどいい
トイ・プードルはスタンダード・プードルから徐々にサイズを小さくして、日本ではおよそ5キロ以下の子が一般的
だから、あまりイメージ湧かないと思いますけど、元を辿るとレトリバー種と近縁関係にあります
身体をポジティブに動かすスポーティングな犬なんですよね
プードルといえばフランス原産🇫🇷
これフランスに本社のあるロイヤルカナン のプードル用の給餌表なんですが…
「運動しない→よく運動するって、どこみたらいいの?」とお客様に質問されて、調べたんですよ
これホームページに載ってます
だいたいの子は、少ないじゃないですかねというか…平均のハードル高いっ
運動量が少ないと消費カロリーが少ない訳ですから、身体が要求する摂取カロリーは少なくなるのは当然です
ですから、子犬期で成長するためのエネルギーをピークに、だいたい5ヶ月までで食欲は大幅に減退するハズです
だけど、飼い主さんは不安になる方が多い
とくに空腹時の朝・夕に黄色いものを吐く、胆汁嘔吐症候群を繰り返すと…焦りますよね
だけど、これ食事の摂り方の工夫で解消できることが多いので、ぜひご相談ください
1番避けてほしいのは、食べるフードやおやつを次々と変えること
犬は飼い主さんの表情を読みます
食べないと不安な表情をして、変わったモノを出してくれると学習すると、ワザとこれを繰り返す
プードルは前述の通り、頭が良いとされるレトリバー種の近縁種ですから飼い主さんの表情から意図を読む能力が高いです
元気はよくて、正常な排便があるようなら過度な不安は持たない方がいい…でも、ウチの子はちょうどいいのか痩せているのかわからないって方に…
ニュートロ ナチュラルチョイス避妊・去勢犬用のこのイラストのプードル
まさにコレ
さすがMARSさんこれ以上太らせないためという製品の主旨にピッタリ
もう少しウエストにくびれを目指したいですね
犬と向き合うにはいくつかの考え方があります
・犬はオオカミ(諸説あります)の末裔であり、概ね身体の構造は同じである
・犬は人為的に用途に応じて、身体を変化させて進化した生き物であり、その歴史や性質を正しく理解しないといけない
・犬は人間と長く生活を共にしてきたことで、オオカミよりも人間に近い食性や生活習慣を持つように変化してきた
・避妊や去勢、年齢などの個々の状況に応じた適切な対応をしなければならない
これらを組み合わせて考えて、みなさんの大事な家族を一緒に守っていくことが私たちの存在意義だと思います
糖尿病は、かつて残りものを犬に与えられている頃に洋犬に多かったと聞いてます…あまり聞かない病気になっていましたが、近年増えているということは知らず知らずに人間の食事や生活に近づけすぎてしまったのではないか?自分も含めて意識しないといけないと、今回書いてみました
ちなみに参考にした白書には糖尿病の診療費も載っていて、年間平均224959円平均通院回数14.4回と費用も時間も大幅に取られてしまいます
プードルだけの話と捉えずに、日々の生活の参考にしていただければ幸いです
なお、他にも増加傾向にある生活習慣病は多数ありますので、またの機会に書きたいと思います