唐突ですが、犬や猫の死因て何が多いのかってご存知ですか?2023年版のアニコム家庭どうぶつ白書では2021年から2022年にかけての8歳以上の犬・猫の死因を分析したものを載せていますが、予想を超えた結果に驚きました
今回は猫から
1・2・19位に泌尿器疾患と腎臓に関わる疾患が挙げられていて、これだけで全体の5割以上
やはり、これは猫と暮らす飼い主さんにとって1番気をつける病気と言って過言ではないでしょう…
で、アレ?と思ったのが、ガンが少ないような…
9・18・20位なんですが5%ぐらい
対象データの頭数3378なのですが、全部の頭数を計算すると3555になります
複数の死因を加味していると思われるので、そこを織り込んでも他で言われている数値よりもガンはやはり少ない
少なくとも海外で言われてるような30%って数字から乖離しているのは保険に加入している猫に限定しているからではないかとは思います
健康への意識は高いから、常日頃からいろいろ勉強されているので、避妊・去勢は済んでいる
2016年のアンケートで9割の加入者が国で推奨されている完全屋内飼育と回答しているので、その結果が今回反映されたのではないかと推測されます
感染症や生殖器疾患(子宮蓄膿症など)がどこを見ても数字に表れないのはその証左ではないでしょうかね日本獣医師会の雑誌の記事ではガンが20%となっていています。2017年のアニコム白書でも20%弱でしたから飼育環境が屋内に限定され、なおかつ避妊・去勢をしている飼い主さんには参考になると思います
(ウチのおもちも完全屋内飼育・去勢済)
ペットの健康寿命を延ばすのは医・食・住なんてスローガンが以前にはありました
それを手に入れた猫の姿は…あんまり動かない
もう7年近くになりますが、子猫の時の活発さはどこへやら…犬よりも運動させるのは難しい
先日までプードルの糖尿病が増えているってデータから、獣医さんにも聞いてみたのですが…
「プードルの糖尿病?犬はそんな増えてる実感ないな…むしろ、猫はどんどん増えてるよ!」って仰る先生がいました
これ、今回のデータにも出ていて3%ぐらい
いままさに闘病している子がいるなら数年すると癌よりも多いってことも
犬の糖尿病と同じぐらいの発症率で、死亡率では30%ぐらい高いので、いづれ注目される気がします
でも、これは原因がハッキリわからない…
犬と違い果物や野菜は食べないことが多いし、そもそも甘味を感じる味覚センサーがないに等しいんですよね可能性があるとしたら、多糖類を用いてる製品の過剰摂取はあるかもしれませんが…
とりあえず、おやつなどには気をつけてください
屋内飼育されている猫の肥満傾向は、やはり高いようです
おもちも先日血液検査をしたところ、ほかの数値は正常でしたが、コレステロールの数値がやや高め
先生によると屋内飼育されている猫は、高めの数値が出る傾向があるので、ただちに治療とかは必要ないけど…少しごはんのカロリーは落とそうねって言われました
こーんな体型ですが、彼3.8キロです
決して肥満ではなく、コビー種(ずんぐりむっくり型)なので基本問題にはならない…
やはり、運動不足はあるのかな… こんなとこ飼い主に似なくていいのに
高コレステロールも心筋症につながります
猫は注意深く観察しても、変調に気づくのは難しいといわれています
やはり、定期的に血液検査などを動物病院で確認しながら飼育していくのが1番大切だと思います