前回アニコムさんに質問した内容を少し説明します
①2020年版ではプードルに多く見られる疾患に糖尿病は入っていないが、その後突然増えている印象を受ける。データの取り方等の違いはないだろうか?
②生活習慣病としての糖尿病が増えていると捉えてよいのか?
これが違うと全然的外れ話になってしまうので…
回答は…
2020年版のデータを編集した方が異動していたので確認しましたが、今回と測定方法は変更ありません。また好発年齢が10歳となりますので遺伝性の糖尿病が増えたとは考えられず、生活習慣病としての糖尿病と捉えてよいと思います。なお、白書では0.5%以下の疾患は評価から外しているので、2020年度版の時期には数値はそれ以下であったとなります。よって、生活習慣病としての糖尿病が増えているという解釈で問題ありません。
お忙しい中、真摯にお答え頂いて本当にありがとうございました(>人<;)
ですが、これでハッキリしてきました…
毎年0.1%ずつ糖尿病に蝕まれているプードルが増えていっている可能性があります
それだけではなく、全犬種の罹患率も0.1%上がってるんですよね
2020年のデータはこの期間が対象なので、これ以前との変化を思い返してみますと…
自然派の食品をもてはやす風潮になってきた頃で、メーカーからの製品案内も「自然派の〜」「天然の〜」「〜不使用」「ヒューマングレード」なんてワードが踊ってました
野菜や果物の抗酸化作用を謳って、パッケージに美味しそうなりんご・梨・ブルーベリー・クランベリー・ジャガイモ・さつまいも・ほうれん草・にんじん・トマト…🍎🥔🍠🥕🫐🍐
カラフルな食材が描かれたパッケージが多かった
いまさらですが、あれは誤ったメッセージを発信してしまったのではないか…
これは私たちも反省すべきだと思います
ですが、はっきり言ってしまえば数%程度しか入っていません!
この頃からSNSでペットがいろいろなモノを食べている画像が増えたのも、人間の食べてるモノを与える風潮を助長した気がします
ヒューマングレードなんて、手作りのがいいって思っちゃう人いますよね…
これを書きながら、お客様に糖尿病や他の生活習慣病が増えていること、なにかフードの他に人が食べてるものを与えてないか聞いてみたところ…
出てくるわ出てくるわ
人と同じモノをおやつにしている子が…
多かったのが、りんごとおいも🍎🍠
りんごは安曇野も生産地とっても甘い
だけどそれこそが危険⚠️
りんごは糖度に幅があり、成人で推奨される接種量は半分から一個まで
さつまいもも同様で1/3〜半分まで
品種改良された甘いものは少ない方と考えるべきでしょうから、体重3〜4キロのプードルやチワワなら親指の関節一個分ぐらい
人でもそれ以上食べた場合は食事制限した方がよいそうです
そもそもなんですが、自分が子供だった頃に犬はりんご食べなかった…箱みかんスルーしてました
だけど、今は喜ぶ子多い
加熱した緑黄色野菜も喜ぶ
犬が変わったんじゃありません
野菜や果物が変わったんです🍎🍠🥕🍅🍉🥦🎃
自然の甘みは大丈夫、カロリー低いって思っていませんか?でもそれが食欲不振を招くほどのオーバーカロリーの原因では…と感じている獣医さんもいます
これ、プードルだけじゃないですよ
つづく