マンネリとは・・・
長文です。ご興味のない方はスルーしてください。
映画のシリーズ物はマンネリズムの最たるものと誰かが言ったか言わなかったとか・・・
加山雄三の「若大将シリーズ」、高倉健の「日本残侠伝シリーズ」、
そしてその究極といえば渥美清の「寅さんシリーズ」。
このシーンは絶対定番化しないと受けないからと作る側、このシーンがあるからいいんだと観る側。
しかし回数を重ねると作る側、観る側どちらにも飽きがくるし、ああまたかと思うようになる。
そこで新しいスパイスを加えようとするが、これがなかなかうまくいかない。そしてシリーズ終了となる。
ブランドビジネスも同じで、定番化された商品と新しい企画のミックス感がうまくいかないと、旧来のお得意様からは「昔のあれがよかったのに、これは違う」と言われ、新しいお客様からは「なんか古いわね」といわれる・・・・
例えば100年以上続く老舗店は同じものを売り続けても、そのお店の商品に対する安心感がそうさせるのか・・・
それこそ究極のマンネリズムだけど、店側には変えてはいけない信念が見え隠れする。
僕は決して企画製造ができるわけではなく、単なるセレクター。
但し、並べる商材には好き嫌いが見え隠れする。納得がいかない商品は入れない。かといって食わず嫌いではない。どこにでも販売している商品でも自分がいいと思うのは入れる。
逆にこれは難しいと思われても、いいと思えば入れる(まあ失敗の方が多いけど・・)
アロマキャンドルの専門店という特殊な店なのでそんなに売れるものではないけど、ここに行けば何か安心感があるという店を目指している。
個人店の究極のマンネリズムは商品とそれを売るオーナーの想いがミックスされていることである。と偉そうなことを書いて自分を慰めている暇な月曜日の午後です。