三浦しをんの本についてのエッセイ集に「シュミじゃないんだ」というのがありますが、趣味は読書です。
私の子供の頃は、自由時間に本ばっか読んでることはあまり良しとはされず、友達と外で遊んだりすることやスポーツなど、体を動かすことが推奨されました。
とゆうか母が天邪鬼なんで、たぶん本や絵を描くのが好きな完全インドアタイプの私を見るとイラついて「外で遊びなさいよ」と言っていたんだと思われる。確か活発で外で遊んでばかりいた兄には「たまには本でも読みなさいよ」と言ってた気がします。
で、3日に一度は母の圧に負け、また同級生に駆り出され外遊び、というか戦に駆り出されていました。
戦とは何か?
それは近所の公園の滑り台を制圧するための戦い・・・
今も昔も地元には、公園といえばA公園。他にもちょっと歩いたところにある少し広いA’公園、自転車で乗り入れることのできるK公園がありましたが私の通っていた小学校の生徒が遊ぶのは主にA公園でした。
A公園は別の小学校の学区との境界あたりにあって、そこの生徒も遊んでいるので縄張り争いがあり、公園真ん中に設置してあった山型滑り台を自校の生徒で埋め尽くすという戦いが日々繰り広げられていたのでした。
書いていても馬鹿馬鹿しいですが、小学生当時も馬鹿馬鹿しいと思っていました。
が、3日に一度は「今日はお前も来い」とかなんとか言われて、学校から帰って公園に行き、戦いに参加・・・具体的には、山型滑り台は3面になっていて、広い1面が滑る面、狭めの1面は足を掛ける鉄の棒が等間隔に設置され、もう1面は石が嵌め込まれており(ボルダリングの壁みたいに)、とにかく大人数で滑り台に登っては滑る、登っては滑るを5時のチャイムが鳴るまで続ける、という事をしていました。
@parkful.netより。これは愛知県の新海池公園の滑り台ですが、こんな感じ。この遊具は富士山型でオシャレだな。
少しは体が鍛えられたとかメリットもあったのかなぁ??
特に一体感とか制圧した喜びを味わった覚えは皆無。三つ子の魂百までと言いますが、個人主義なのは生まれつきなんだなーとつくづく思います。
大人になって一番良いことは、法律違反でもしない限りは好きな事をしても文句言われないことということに尽きますよね。もし言われても「うっせえ」で終わりにできるし。
というわけで好きなだけ本を読める喜びよ。
今月買ってよかったものももちろん本。
推理小説好きにはエドガー・アラン・ポーが探偵助手に!?ってだけで嬉しいですが、久しぶりにペダンチックというかくどい作風の本でした。
