不景気と文学2 何見ても景気悪 | Nervously and Sleepy

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小心者の日記

クープデュモンドドゥラパティスリー 2023は見事日本が優勝!おめでとうございます!

って、大会は去年の秋で、ニュースとかになってたんでしょうね。

今頃失礼しました。

工芸菓子は、クジラの迫力がすごかったけど個人的には2021年の作品の方がインパクトありました。

 

お菓子は夢の世界の食べ物・・・だとつくづく思います。

特にこのようなコンテストで出るようなお菓子は、結婚式やパーティなどを彩るものでしょうし、氷の彫刻とか、どんなに美しくても溶けて無くなってしまうもの。

コロナ禍とこの不景気でパーティなんか激減だろうし、どこのホテルも大変だろうなぁ。

贅沢を楽しむ余裕がないと芸術もなかなか楽しめないし・・・

 

話変わって。

 

アガサ・クリスティの小説の犯人は、特に初期〜中期の作品は、ほぼ「金目当て」に人を殺した、と言っていいんじゃないと思います。逆に言うと故人がいなくなって一番得する人が犯人、という。

後半の作品はそれ以外、痴情のもつれとかか。

ここまで私欲に忠実だとむしろ清々しいくらいで、そこもクリスティの人気の理由かもしれません。

 

クリスティと同時代の推理小説家にS・S・ヴァン・ダインがいますが、

こちらはあまり読んだことがありませんでした。

「グリーン家殺人事件」を読んだ時、なんか洒落臭いなーと思って遠ざかっていたのですが、

この度「僧正殺人事件」を読んでみました。

 

ストーリーは、この時代でもサイコキラーっているんだなぁ・・という感じか。

読んでまず思ったのは

「ファイロ・ヴァンスっていい生活してるなー」

ということ。

探偵と言ってるけど高等遊民で、ボー・ブランメルみたいな感じ。

マンハッタンのアパートのペントハウスに住み、昼間から友人(ヴァン・ダイン自身?)と街をぶらついていたりして。

シャーロック・ホームズの、一見優雅そうに見えて、結構ガツガツと仕事している姿とえらい違いです。生活かかってるのとかかってないのと違いでしょうね。

 

このように何を見ても今の不景気を儚んでしまう昨今。

これが「心が貧しくなる」ってやつですね。

頑張ろう自分&日本!

(支離滅裂な内容ですみません)