萩尾望都 ポーの一族展 | Nervously and Sleepy

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小心者の日記

少し前ですが、銀座松屋で行われていた

「萩尾望都 ポーの一族展」

を見に行きました。

 

これは宝塚の衣装。宝塚も見たかったなー。

 

薄暗い館内、原画がたくさん。

思わず食い入るように見つめましたことよ。

 

新世紀になって、まさか新シリーズが始まるとは誰も予想してなかったんではないか、

「ポーの一族」。

失礼な言い方かもしれませんが、あの年齢になってもなお、あの名作をアップデートしようとする気力体力があるなんて・・!

やはり萩尾望都は少女漫画の神です。

 

その新シリーズ、賛否両論があるようです。

特にリアルタイムで読んでらした方には、あまり受け入れられないと言う意見が多いよう。

 

私はといえば、大抵どんなものでも、続きが読めるって、単純に嬉しい!です。

リアルタイムで読んでないから?とも思いますが、リアルタイムで読んでた

「やじきた学園道中記」

も、続きやってくれて本当に嬉しくて毎月楽しみだし、

「花咲ける青少年」

や、リアルタイムじゃないけど

「ベルばら(ジュローデルの◯◯は驚きましたね)」

も嬉しかったです。

 

ただ、やはり長い月日が経ってからの続きだけに、作品によっては

「この人こんなキャラだっけ?」

とか、

「このエピソードいる?」

と思うこともなくはないか。

 

ポーの一族はというと、「春の夢」も、現在連載中の「ユニコーン」も楽しく読みました。

設定の破綻もないように思われました。

特に「春の夢」は、ドラマ「Foyle's War」を彷彿とさせるシチュエーションで、

ブランカの健気さに号泣しました・・

 

「ユニコーン」から先のシリーズでは、ポーの一族の秘密が明らかになるようですね。

その辺が賛否分かれるところでしょうか。

謎は謎のままで、っていうのもよくわかります、が・・・

 

今の所は過去の話ですが、この現代をエドガーがどう生きるのか?

というのにはものすごく興味があります。

監視カメラや、SNSが当たり前の現代の世の中で、バンパネラが生き残るのは至難の技だと思うから。

 

展覧会の話に戻りますと、

ポーの一族以外の作品、特に

「メッシュ」

があったのは嬉しかった!

数ある作品の中でも、一、二を争うくらい好きなんです。