0527 村上春樹「青春と呼ばれる心的状況の終わりについて」 | 文学つぶやきアーカイブスPART2

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その日手に取った本の、印象に残った文章を書き留めています

もう一度二十歳にしてやるといわれても何だか面倒臭そうだなあという思いが先に立つ。それはそれでその時は楽しかったんだけれど(中略)。過去があって今の僕がある。でも今あるのは今の僕であって、過去の僕ではない。今の僕とうまくやっていくしかない。(村上春樹「青春と呼ばれる心的状況の終わりについて」新潮文庫)