0519 洲之内徹「鳥海青児「うづら」」 | 文学つぶやきアーカイブスPART2

文学つぶやきアーカイブスPART2

その日手に取った本の、印象に残った文章を書き留めています

どんな絵がいい絵かと訊かれてひと言で答えなければならないとしたら、私はこう答える。変えなければ盗んでも自分のものにしたくなるような絵ならまちがいなくいい絵である、と。写真家の土門拳さんが鳥海さんの「うづら」を画廊に売りにきた時、私はまさにそういう気持になった。(洲之内徹「鳥海青児「うづら」」新潮社)