0504 筒井康隆「九十歳で見る幻燈」ほぼ三ヶ月ぶりに神戸・垂水へ帰ってきてみれば、何もかも以前通りではあるものの、いや、昔通りであるからこその懐かしさがあり、それはまるで幻燈を見ているかのような感覚なのだ。(筒井康隆「九十歳で見る幻燈」「波5月号」新潮社)