0220 村上春樹「ビリー・ホリデイの話」 | 文学つぶやきアーカイブスPART2

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その日手に取った本の、印象に残った文章を書き留めています

僕はレコード棚から(中略)レコードを選んで、ターンテーブルに載せた。そしてシェアのタイプⅢの針を溝の上にそっと置いた。LPレコードは素敵なものだ。LPレコードをかけるときに我々がとる一連の動きは、回りにある生活の営みとどこかで優しく繋がっているように感じられる。(村上春樹「ビリー・ホリデイの話」新潮社)