1218 村上春樹「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」 | 文学つぶやきアーカイブスPART2

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その日手に取った本の、印象に残った文章を書き留めています

考えてみればあと二十四時間しか人生が残されていないというのは何かしら妙なものだった。やるべきことは山ほどあるはずなのだが(中略)ひとつも思いつかないのだ。結局私に思いつけるのは女の子と二人で美味い食事をして酒を飲むことだけだった。(村上春樹「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」新潮社)