0903 片岡義男「一九五四年、代田五丁目、銭湯」 | 文学つぶやきアーカイブスPART2

文学つぶやきアーカイブスPART2

その日手に取った本の、印象に残った文章を書き留めています

上野の池之端二丁目にある、古書ほうろうという古書店のなかに、珈琲を飲むことの出来る場所がある。店主夫人の美華子さんが(中略)焙煎した珈琲豆を購入することができる。焙煎し終わると彼女から電話がある。いちばん最近ではコロンビアの深煎りを二百グラム買った。(片岡義男「一九五四年、代田五丁目、銭湯」光文社)