朗読会に参加して
いろいろなことを知りました。
今、生きていることは、当たり前のことではないということ。
一人で生きているわけではないということ。
そして、命は、ひとつしかないから、後悔しないように生きること。
私が保育園のすみれ組さんだった時に、おばあちゃんが亡くなりました。
たくさんの人が集まって、おばあちゃんの話をしていました。
おじさん達の話を聞いていると、おばちゃんにも若い頃があったんだな~と思いました。
私のお父さんが小さいころに、おじいちゃんが亡くなったから、とても苦労をしたと聞き、おばあちゃんは、頑張って生きてきたんだなーって思いました。
おばあちゃんの事をなつかしそうに話す人たちは、泣いていませんでした。
笑いながら、あんなことがあった、こんなことがあったと話していました。
私は、それを聞きながら一緒におばあちゃんも笑っているなーって思いました。
おばあちゃんは、悲しむ顔を見るよりも、こうして笑っている顔を見る方が喜ぶから、私ももう泣きませんでした。
私がおばあちゃんになって死んだ時に、やっぱりこうしてみんな集まって笑って話して欲しいなと思います。
おばあちゃんのお葬式で、おばあちゃんの人生は終わりました。
もう、会えなくなってしまいました。
でも、私は、さみしい気持ちと「おばあちゃんのように、ニコニコ笑って死んでいきたい」と思っていたので、さわやかな気持ちもありました。
大きくなったらピアノの先生になると決めています。
おばあちゃんが買ってくれたピアノを一生懸命練習して夢をかなえます。
どんな時も、私を応援してくれている家族がそばにいてくれるし、産んでくれたお母さんが一番喜ぶことだからです。
わたしは、たったひとつの命だから後悔しないように生きます。
福岡県・小学5年生