メッセージ 『生きて 生きて』 | ワンライフプロジェクトのブログ

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平成18年(2006年)に 福岡県筑後市で 『ワンライフプロジェクト』 という活動を立ち上げました。
『たったひとつの命だから』この一行の言葉にあなたは何とつなげますか?
 

この国は、若者の自殺率が世界で一番高いそうです。

 

この国は、精神科の病床率も世界で一番高いそうです。

 

この国は、ペットの殺処分も世界で一番多いそうです。

 

素敵な国のはずなのに。

世界から治安の高さを認められている国なのに。

 

何がおかしいのだろう?

どうして生きる事を諦めてしまう人が沢山生まれるのだろう?

 

優しい心を取り戻す時がきているのかな・・

私の手元には、愛溢れるお便りが沢山届いているのに・・・

 

 

 

では、2006年11月に届いたメッセージですが

ご紹介させていただきます

 

◆『生きて生きて』

 

子どもを失って8年になる私は 一生このままだと思っていました。

息子は自らこの世からいなくなりましたが、全く原因がわかりません。

ただ言えることは、苦しんでいたということ。

苦しいと誰にも言えなかったということ。

苦しんでいる息子に気づいてやれなかったということ。

 

どれだけ もがいていたかを想像すると 眠れません。

もう、息子の部屋は彼の匂いがしなくなりました。

 

心の病は怖いです。

交通事故だったら、誰かを恨めばいい。

天災や火事だったら、まだ諦めもつく。

ある日突然の死を無念だったねと慰めてあげられる。

私の心の整理もできたかもしれない。

 

でも、苦しんで苦しんで、最期のその時を思うと、母としては笑うなんてできない。

 

弟の遺影に線香をあげられないお姉ちゃん。

 

弟の死を受け入れられないのだと思っていた。

でも、お姉ちゃんの寝言を聞いた。

『お母さんは私が守るから。お母さんは私が守るから』

 

そうか・・・お姉ちゃんは私に生きていて欲しいから、弟の死の前に私を心配していたんだ・・・

 

たったひとりの弟の死なのに、母が弱いから、私がこんなだから、弟どころではなかったんだ。

 

本当に情けない限りです。

息子を失い悲しみにくれてばかりで、娘はもう嫁いでもおかしくない年齢に達したというのに、娘のことを見ていなかった。

 

二人の子供達 ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい

 

お姉ちゃん、お母さんを心配しなくていいから お嫁にいってね。

孫を抱かせてね。

お母さんには、お父さんがいるから。

 

たったひとつの命だから、生きて生きて みんな生きて

私も生きたい。

 

心を取り戻すチカラをいただきました。

ありがとうございました。