“ことのはが動けば雨が降る”

 

登山する二日間だけが

大荒れの予報という雨男っぷりを

今回もまた見事に発揮して

一年ぶりに石鎚山にやって来ました。

 

そんな雨男の自分ですが、

龍神に晴れを願うことはありません。

 

宇宙大元たる神の御働きである龍神は

本来、水を司る神であり

人智を超えた存在ですから、

それが自分なりの敬意の表し方であり

龍神とのお付き合いの仕方です。

 

また夏の終わりは龍神たちが

大活躍する季節でもありますから、

ズブ濡れになっても全然OK!!

 

自由に大活躍しちゃってくださいな

 

というのが

ことのはの基本スタンスです。

昔の人は龍神には雨を

晴れはお天道さまにお願いしていました。

理に適っていると感じるのは自分だけでしょうか?

 

 

とは言え結論から言うと

登下山中、雨にはほとんど降られず、

山頂では雨が幕間を繋いで、

最後は雨によって

僕の想いをアシストしてくれたのですが、

そのことはまた別のお話で。(◍´ಲ`◍)

 

 

ところで登山にも

ジョギングをする時と同じように

ランナーズ・ハイがあって、

 

「はぁ〜、しんどっ。(_□_:)」

 

を、超えた先に

 

「チョー氣持ちいい!!٩(๑>◡<๑)۶」

 

が、必ずあるのですが…。

 

 

この日の僕はどういう訳か

このランナーズ・ハイが全く来ず、

久しぶりの山小屋泊に歓び勇んで

水分を4kgも背負ったせいもあって(汗)

とにかく足が重かったです。: ( _๑´д`) :_

 

木に宿る龍神が励ましてくれても

ペースはなかなか上がらず。

 

 

役行者さんがやって来て

「頑張れ!!」と応援してくれても

身体が軽く感じられるのは

ほんの一瞬だけで。

 

 

それでも僕が歩みを止めないのは

誰に負けても

自分にだけは負けたくないから。

 

そして石鎚大神の腕の中へ

ひと時でも早く飛び込みたいから。

 

ざぁ〜〜〜〜〜。

 

遠くからさざなみのように

風が吹き寄せてきては

心地良く通り過ぎていきます。

 

 

すっかり秋の氣配を含んだそれは

僕に内観を促すようでいて

同時に「目を開け」とも伝えていて。

 

遠くでその風を

起こしてくれているのは誰でしょうか?

 

 

えっちら、おっちらと。

 

どんな困難な道のりも

決して一人ではないことを

僕に教えてくれました。

 

 

そうしてやっとのことで

到着した山頂は

すっかり雲に覆われた真っ白な世界。

 

 

足取りの重さも

この視界の利かなさも

まさに今の自分の心を表していました。

 

 

一方でそこには

石鎚大神のBIGな愛がありました。

 

夏山シーズン真っ只中の

この時期にはあり得ないことなのですが、

山頂も、山小屋も

なんと僕たちだけの貸切でした。

 

 

… 真っ白なこの世界で

  お前は何を見むとせん。

  (見ようとするだろう)

 

一切の手出しもせずに

その様子を見守ろうというニュアンスで

石鎚大神がそのように仰ると、

そこから雨が降り出しました。

 

 

実に6年ぶりとなった山小屋泊では

ハイボールで乾杯をして。

 

西日本一高い標高のせいか!?

 

ウィスキーが濃かったせいか!?

 

この一杯ですっかり

酔っ払ってしまった、ことのは。

 

 

さて、どんな一夜になることやら…。

 

石鎚山の山頂、大神の腕の中で

僕が見た光景を

次回、お伝えしたいと思います。

 

つづきます。φ(・ω・。*)

 

Mr.Children / ポケットカスタネット

 

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