那智の滝へ行く少し前、

奈良県天川村の天河大弁財天社で

御造営三十年記念大祭をされていることを知りました。

 

大祭中は、本殿で昇殿参拝ができ、

さらに御神像を拝戴させていただけるとのこと。

前回ご開帳されたのは10年前だそうで、

これも那智の滝の神様のお導きのように思い、

有り難く参拝させていただくことにしました。

 

 

実は以前、大峰山を登山した帰りに

車で前を通りかかったことがあったのですが、

その時は、素通りしてしまったこの神社。

ここが天河大弁財天社だったんですねぇ。(○゚∀゚σ

(大峰山に登った際のブログはこちらです。)

 

 

記念大祭ということで、

予め、大混雑を覚悟していたのですが、

予想に反して、参拝者もまばらです。

早速、友人と二人、本殿昇殿参拝を申し出ました。

 

因みに、僕も友人も短パンだったため、

白いズボンをお借りして、

順番に参拝することになりました。

 


先に参拝する友人を待つ間、

空の一升瓶を戴いて、

樽に入った御神酒を詰めさせいただきました。

僕は車の運転があったため、

お土産として有り難くいただきましたが、

友人で理学療法士のしゃくそん君は、

一升瓶片手に、その場でも戴いて

「美味い〜」と唸っていました(笑)

 

おめでたい気がたっぷり入ったお神酒ですから、

そりゃ絶対、美味いですよね!!

僕も満面の笑みでその様子を見ていました。

 

そんなふうにして境内で過ごしていると

昇殿参拝を終えた友人が戻ってきました。

 

「どうだった?」

 

「すごく良かったよ。」

 

そう言って、にっこり微笑む友人。

 

その笑顔に、胸の高鳴りを感じつつ、

僕も早速、白いズボンを履いて、

厳粛な気持ちで本殿に向かいました。

 

畏れ多くも有難く、後醍醐天皇像、

天河大弁財天神像、日輪弁才天像と、

順に拝戴させていただいたのですが、

とりわけ天河大弁財天神像を拝戴させて戴いた時、

僕には確信にも似たある驚きの感覚を覚えました。

天河大弁財天様がお召しになっている服が

まるで宇宙服のように思えたからです。

その驚きを敢えて言葉にするなら

『同胞』でしょうか。

 

実は、今回の旅を前に、

あるブロ友さんにメッセージを書いていました。

 

僕は彼女の感性をとても信頼しています。

そして、彼女もまた、

僕の未知なる探究心の扉を自発的に開くよう、

そっと自然に背中を押してくれて、

お互い切磋琢磨していけるような

そんな大切なブロ友さんです。

 

そんな大好きなブロ友さんへのメッセージの中で、

僕はシリウスBという星から来た、

そんな気がするんです、

そんな言葉が自分の中から自然と出てきました。

 

シリウスBのことを考えると、

切ないような、

胸がキュンと締め付けられるような、
帰りたいけど、帰れないような、
そんな気持ちになります、と。

 

実はこのシリウスBは白色矮星、

つまり、滅んでしまった水の星なんです。

そして、おそらく龍の魂は

このシリウスBから

来ているのではないかと思うんです。

(あくまで個人的見解ですが…。)

 

天河大弁財天神像を拝戴させて戴いた時、

ふっと自分で書いた

そのメッセージが甦ってきました。

 

(余談ですが、)

日本列島は龍の形をしていると言われますが、

自分の住む京都府の形も、

僕の目には甘えん坊の子龍に見えて、

とても愛おしく感じています。

(以上、余談終わり、笑)

 

ふたつの五十鈴の内側の円をなぞるように鳴らす本殿の鐘。
 

那智の滝の神様からの贈り物、

それは時空を超えた遥か彼方の記憶。

 

神様は、その記憶と今ここにいる僕とを

『同胞』という言葉で繋いでくださったのです。

 

神様と人間。

姿・形は異なりますが、

今という時代を共に生きている。

 

そんなふうに感じた瞬間、

今すぐにでも那智の滝に引き返して

神様を抱き締めたいような衝動に駈られて、

感謝の気持ちが泉のように溢れました。。゚(゚´Д`゚)゚。

 

Bank Band with Salyu / MESSAGE

 

昇殿参拝から戻った僕を優しく迎えてくれた友人。

 

「ことのは君、すごく嬉しそう。

 今、すごく幸せそうな顔してるよ。」

 

「うん、今、すごく幸せ。」

 

湧き上がるような幸せを感じるたび、

眠っていたDNAは、

音を立てて目覚めていくようで。

 

特別参拝で授かった神布には、お祓いの意味があるそうです。

 

普段、あまり正面きっての

記念撮影ってしないのですが、

幸せな瞬間を残しておきたくて、

友人に撮ってもらいました(笑)

 

帰宅後、飛瀧神社で戴いた御神札をお祀りした後、

那智の滝の延命水と

天河大弁財天社で戴いた御神酒をお供えしました。

 

「神様、本当にありがとうございました。」

 

昨年の春、積雪のため、

登頂できなかった大峰山の弥山山頂には、

この天河大弁財天社の奥宮があるそうで。

大峰山にもまたチャレンジしたいと思います!!

 

どこに辿り着くか、今はまだわかりませんが、

僕の旅はまだまだ続いていくようです。