7月7日、七夕の朝。

豪雨がようやく収まった京都を後に、

僕はまた東京へと向かっていました。

 

東京へ向かう間も

そして東京に着いた後も、

徐々に明らかになる豪雨災害による甚大な被害。

しばらくは、ホテルで報道を見ていたものの、

居ても立っても居られなくなって、

ホテルの部屋を飛び出しました。

 

今年の梅雨は、

僕にとっても精神的にキツいものでした。

 

職場の後輩の教育に悩んでいるところに、

大阪北部地震が発生して、職場が被災。

1割の職員の自宅が一部損壊の被害を受ける中、

僕自身も通勤・帰宅困難という事態に直面しました。

 

プライベートでは、父親と衝突して、

介護の難しさについても

改めて考えさせられました。

 

そこへ、さらに追い討ちを掛けるように

日本各地を豪雨が襲って、

僕が住む地域でも

夜通し避難指示のアラームが鳴り響いて…。

 

僕はその度に、自分の無力さ、

不甲斐なさを感じずにはいられませんでした。

 

思えば、今年5月に飯縄山の神様から

メッセージとして受け取ったあの歌。

(飯縄山の神様からのメッセージはこちらです。)

 

僕の文章に、

もっと人の心を動かす力があったなら、

あるいは救えた命があったかもしれない。

神様は、僕に「(ブログを)書きなさい」と

背中を押してくださいますが、

神様が言葉を託す人間が、

本当に僕でいいのだろうか…。

 

泣きたいような気持ちを抑えて、

そんなふうに思った瞬間、

神様もきっと同じ気持ちなんだと気付きました。

 

自然災害は誰にも止めることはできません。

 

だけど、僕たちにできることは、必ずあります。

ただ無力だと打ちひしがれていることは、

神様のお心に背くことになります。

人それぞれ、やるべきことは異なりますが、

精一杯、努力して生きる、それしかないできない…。

 

そんなことを悶々と考えながら、

豊川稲荷東京別院の門をくぐりました。

 

 

初めてお参りする豊川稲荷東京別院。

本殿、叶稲荷、奥の院、三神殿と、

社殿の前で神社形式でお参りしたのですが…。

 

「おや?」

よく見ると、本殿と奥の院は昇殿できるようです。

(お寺は昇殿とは言わないのかな?)

 

靴を脱いで、仏前に上がらせていただいて、

手を合わせながら、

じっくり前述したようなことをお話しました。

 

座ってゆっくりお話させていただけるのは

お寺の良いところですね。

 

本殿の前にはとても立派な狐さん達がいました。お二方ともIQ高そう。

 

奥の院でも、同じように昇殿させていただいて、

吒枳尼眞天さまに第八感を集中させて

お話しさせていただきました。

 

「ここのところ、本当にツラいことが多くて…。

 自分が無力に思える、

 このような苦しみや悩みの種からも

 いつか芽が出ることはあるのでしょうか?」

 

そう、お尋ねしました。

 

すると、僕の左肩に

そっと手を置いてくださる感覚がありました。

触れるか触れないか、そんな感覚です。

 

… お前の心は素直だ。

  そんなお前に芽の出ない種を渡す者がおろうか。

 

吒枳尼眞天さまの手はとても温かくて、

胸の奥に抑え込んでいたものが

今にも溢れてきそうです。

 

… お前には、特別に大きな芽の出る種を渡そう。

 

そう仰られると、

僕の左腕に、肌には触れないけれど、

毛には触れているような温かみを感じます。

 

「ありがとうございます。

 どうすれば芽が出ますか?」

 

… そのままのお前でいれば良い。

  そのまま努力を続ければ良い。

 

そう、仰りながら、

今度は、僕の右手の甲に触れてくださいました。

 

そこで、

「あっ!手を差し出しなさい、ということか」

と、気が付いて、両手を差し出しました。

そして、種を受け取ると、

心にしまうイメージをしました。

 

「ありがとうございます。

 自分にできることを精一杯努力していきます。」

 

僕は吒枳尼眞天さまに

そうお約束して、奥の院を出ました。


豊川稲荷吒枳尼眞天さま、

本当にありがたい仏様です。(○゚´⌒`゚○)

 

 

奥の院を出て、御朱印を待つ間、

しばらく境内のベンチに座っていたのですが、

揺れる木漏れ日を見ながら、

 

「僕にとって、この梅雨は

 種を植えるための試練の季節だったんだなぁ。」

 

と、感じた瞬間、

都心にあるこの境内に、

爽やかな夏の風がそよそよと吹きました。

 

豊川稲荷吒枳尼眞天さまの守護札をいただいてきました。

 

このお札からする

ほんのりとしたお香の匂いが、

左肩にそっと手を置いてくださった

吒枳尼眞天さまの温かいお心を思い起こさせてくれて、

ほんとにありがたい気持ちになります。(人´∇`)

 

 

京都に戻った日。

こんなにも大きな爪痕を残して、

近畿でも梅雨が明けて、夏が来ました。

 

人間の気持ちを置いて、
季節はこんなにも残酷に移りゆくものかと
一瞬、ぽか〜んとしてしまったのですが、
どうやら僕たちの人生のステージも
次のフェイズへとシフトしたようです。

 

豪雨災害で被害に遭われた方々には

僕が所属する法人の活動を通じて、

出来ることをしていきたいと思っています。

また、地震で被災した職員にも

しっかりと寄り添っていきたいですし、

災害対策マニュアルの見直しも迫られそうです。

後輩もなんとか

一人前になるように育ててやらないと…(汗)

 

そして、前々回のブログを見て

温かいメッセージをくださったブロ友さん。

本当にありがとうございました。

 

父親の気持ちにも寄り添って、

家族が揃って生活できることの幸せを

しっかりと守っていきます。

 

勉強も最後まで頑張ります!

 

…と、なんだか忙しい夏になりそうです!(笑)

 

渡辺美里 / 夏が来た!

 

そして、この夏の個人的なテーマは、

『Back to the 90's』。

 

少年の頃に思い描いた夢って

生まれる前に描いた青写真そのものだと

最近、思うんです。

 

だから、神様が僕の夢を叶えてくださるように、

僕も、少年の頃の自分の夢を

一つひとつ叶えていってあげたい。

少年の頃の自分の想いに

寄り添い直してあげたいと思っています。

 

吒枳尼眞天さまから戴いた種だけでなく、

ポケットにしまい込んできた種からも

立派な芽が出ますように。

立派に成長しますように。

 

暑さ厳しい夏の日が続きますが、

生きている眩しさ”を身体中で感じながら、

それぞれ自分ができることを、

一日一日、精一杯頑張っていきましょう!!