彼との間のことで、お金のことでモヤモヤすることが最初からあった。住んでいる国や宗教や慣習が全く違うんだし、今まで何とか理解しようとしつつもでも譲れないところは譲らないできた。
彼が強盗に襲われ有り金とスマートフォンを盗られた話はひとつ前の日記に書いた。スマートフォンが無いと不便だろうなとは思いつつ、彼が別のスマートフォンを再び手に入れられるのか疑問でもあった。何せモロッコは何も作れない国なので、輸入品であるスマートフォンはとても高価なものだから。
で、予測はしていたけどやっぱり来ました、お金の無心が。
君とチャットするスマホを買うために150ユーロ貸してくれと。実は盗られた彼のスマートフォンは私のお古をあげたもので、さらに昨年の冬に別のお古のスマホをスペアとしてあげていた。
しかしそのスペアのスマホを彼は売ってしまっていた。たぶん目先のお金を工面するために。当然言った。この前別のスマホあげたよね?それ売っちゃったんだよね?と。でもそれに対する返答はなし。私はあなたの財布なの?と言ったら気分を害したようだった。いろいろ言いたいことは山ほどあったけど言う前にチャットは切れた。
もちろん150ユーロ貸すことは可能だけど、日本円にして25000円って安くないし、モロッコの物価からすると10万円以上にあたる。普段は文字だけのチャットなのに、こんな時だけ電話をかけてくるってどうなのと思うし、それにお金を貸したら働かないだろうし、チャットでお金が借りられると思ったらまた次も要求されるだろう。
実は今まで何度もお金を貸して欲しいという要求はあり、その度に断っていて、私が不快に思うのは知っているはずなのに、ちょっとほとぼりが冷めるとまた言って来るのは何なのだろう?
イスラムではお金を持っているものが持っていない人に分け与えなければならないが、男性が女性にお金を要求するのは大変恥ずかしいことでもある。
私のお金の価値観について理解してもらいたいのだけど、パッと英語の文章が出てこないし、こんなことを言っていいものかと考えているうちにいつも時間切れとなってしまう。
もういろいろと限界なのかもしれない・・・