図書館の二階の学習室
小学校の教室より狭い。
後ろから入ると、学生風の男子が二人、
60代くらいのおじさんが一人、
部屋の後ろの方に座って
無言で勉強している。
ぼくは、前の方の席に座る。
夕方、
学生風の二人が、
空調よりも静かな話し声が聞こえてくる。
そして荷物をカバンに入れる音などがして、
二人は帰っていったようだ。
後ろをふりかえると、
おじさんがいた。おじさんの存在を忘れていた。
それほど、静かに勉強していた。
40代の僕と、60代のおじさん二人が
学習室にのこった。
午後の四時過ぎ、
この二人のおじさんは、
西日よりも足早に
1日の終わりを伝えているようだ。