今、ワタシがハマっている「陰ヨガ」
筋肉を使って身体を動かすいつもの「陽」のヨガとは違って、これは筋肉を休めて代わりに靭帯や腱や筋膜を鍛えるというヨガ。まあ、なかなか想像しにくいとは思うけれど、ひとつのポーズ5~7分ホールドしたままなので、それなりに痛いしじわじわキツい。
陰陽…これはご存知のとおり、ありとあらゆる全ての事物に於いて、それをさまざまな観点から「陰」と「陽」の2つのカテゴリに分類する中国の思想。「陰」と「陽」はお互いに対立しているようであるけれど、一方がなければもう一方も存在しないし、「陰」のなかにも「陽」の要素はあり、また「陽」のなかにも「陰」の要素が存在する…どちらかが優れているとか、劣っているということではなくて…要は、2つの調和で初めて1つが生まれるということ。
ワタシたちが、いつも観ている映画には主役という「陽」がいる。
亀岡拓次は万年脇役、言わば「陰」の俳優である。見たことあるけど誰だっけ、的な亀岡さん。
ホームレスだろうが泥棒だろうが、どんな端役だって引き受けるし、どこへだって飛んで行く。37歳独身彼女なし。恋には奥手でとことん不器用。お酒が大好きで、飲み屋と撮影現場を行き来するだけのちょっと寂しい毎日だけど…ある日、とうとう恋の女神が舞い降りる。
大輪の花なんて、咲かせられなくたっていい。大きな目標がなくたって、熱血じゃなくたっていい。ちょっとくらい不器用だって、ちょっとくらいカッコ悪くたっていいじゃない。脇役だけど皆から信頼されて、毎晩お酒を美味しく飲めて、それでもって一生懸命に生きるってスバラシイことなんだから…。
脇役かもしれないけれど、彼がいなければ完成しない作品。そこには彼なりの作品への愛があふれていて、それは皆の記憶(の片すみ)に残る…だからお前さんも今やらなきゃいけない事をしっかり頑張ればいいんだよ、と背中をぽんっと押してくれるような、そんな映画。
全裸の亀岡さんが木の上から落ちてくるシーンがあるという「ネコゾンビ」や、どんぐりを集めて金儲けをしようとする夫婦を描いた「どんぐりマンチョ」やら…ちょっぴり不思議な映画が劇中にいくつも登場する。一体どんなものかと、気になるところ(笑)
現場入りしたのに撮影が押して出番が翌日に延期になったり…「最近は泥棒の役が増えたなあ」なんてつぶやいてたり…きっと本当の現場でもよくある事なのかもしれないな。
撮影されているシーンを観ているのかと思っていたらそうではなかったり、配役が入れ替わっていたり、亀岡さんの妄想があったり…と、ところどころに散りばめられているカラクリがおもしろい。横浜聡子監督は初めてだったのだけれども、ワタシは好きかもしれないな。
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年度末はどうしても仕事が忙しい…勤務時間は変わらなくとも、内容がふだんと比べて一段と濃くなるので疲れは倍増。それでもなんとか乗りこえなければいけないので、今日は癒しの佐賀シエマに行ってきた。初めてシエマに行ったのは、ちょうど昨年の3月で…やっぱりワタシ、お疲れだった(笑)
電車にゆられるのが心地良くてうたた寝
佐賀駅に着くと空はいつの間にか晴れていて、薄手のコートでも暑かったな。今日は、いつもと違う道を歩いてみた。気になるカフェを2件も見つけた。次は、本でも持ってゆっくりと。


























































