久しぶりに、のんびりの土曜日。天気は良いし、まさに秋の行楽日和。
それなのに…時間はあるのにお金もお誘いもなく、ヨガの予約もしてなかった!という悲しい現実…

仕方がないので、家の掃除して布団を干して、貯まったポイントで映画鑑賞。
そうだ 「バクマン。」 に行こう!
予告もおもしろそうだったし、ひと足先に観たキタコさんは絶賛してるし、初日でなんだか縁起よさそうだし。
こないだ「私たちのハァハァ」を観て、気持ちが若返ってるので、ここでさらに青春の熱~いエネルギーを吸い取ってやろう(笑)
少年ジャンプは、さすがに自分では買ったことはないけれど、クラスの男子にまわしてもらったり弟の部屋に山積みしてあったり…「ドラゴンボール」や「スラムダンク」などなど、ワタシにだって思い出はある。
ちゃんと片付けないと捨てちゃうわよ、と弟を叱る母の言葉もアタマをよぎる。
「モテキ」がめちゃめちゃ楽しかった大根仁監督だし、テレビで紹介していたアクション満載なメイキングがとても斬新。「バクマン。」という原作を全く知らないので、てっきりこの漫画ができるまでの物語を映画化したのかと思っていたけど、どうもそうではなかったらしい(笑)
どこまでがフィクションなのかノンフィクションなのか、分からないふわふわな気持ちで観るのもまた良い

今はやりの、人気コミックの映画化…というのをワタシはなかなか好きになれないのだけれど、これはストーリー云々よりも、その魅せ方が素晴らしかった。ちょうど上映前の予告で観た「〇〇」や「〇〇」…どちらも原作には忠実なようだけど、出来栄えにはかなり差がありそう。がぜん「バクマン。」原作にも興味がわいてきた。
最初の1コマからエンドロール最後の1コマまで、ぜんぶ漫画愛。アクション漫画…ではなく、漫画アクション。
乱雑したうす暗い部屋のなかで紙と向き合いペンを握る。アタマのなかの戦い。時間との戦い、そして体力との戦い。地道な作業が3D映画さながらの躍動感。ペン先が紙をこする音やページをめくる音が、そのままBGMに溶け込んでいき、生命が吹き込まれたかのようにキャラクターが浮かびあがる。そして、湧いてくるアイディアのスピード感。スクリーンだからこそ、この迫力が堪能できる。言葉でこの興奮を伝えるのは難しい…これはもう、レビューやら読むより是非ご自身の目で確かめてほしい。
いつだか新井さんご自身で言っていたけれど、死んだ目で演技ができる日本人俳優と言ったらそれは「新井浩文と染谷将太」なんだとか(笑)
それを非常にうまく活かした見事なキャスティング。この2人、さすがに上手い。主演の2人も文句なし!
漫画家としてはお互いライバルだけど、同じゴールを目標とした同志でもあり、更にはひとつの雑誌をつくっていく仲間でもあるワケで…。こんなにも一生懸命に、夢に打ち込む彼らを応援してあげたくなるのと同時に、彼らのパワーにぽん、と背中を押されるような、いつしかワタシもそんな前向きな気持ちになっている。
友情・努力・勝利…いいぞ、青春!












これだけで、まずは観てみなくちゃ、とそそられる。


















































