引っ越しで出てきた昔の証明写真。
2003年って、、12年前(*_*)

転職のため、履歴書を書いていたときのはず。
懐かしい。。。




これ、駅とかにあるボックス型の証明写真の写真ですね。
正式名称は、自動証明写真機と言うらしい。




700円くらいで撮れるので、
当時は「すごいなー」って思ってました。

受験票とか、就職の写真は、街の写真屋さんで撮ってもらってたから。
お店の端の、狭いところで撮るの。
緊張したよね、あれ。
4枚で2000円くらいした気がする。


なーんて、
今の若い子は知らないんだろうなー(遠くを見つつ)




さて。

懐かしがっているだけじゃなくて、
「撮られ方」を教えている立場から改善できるポイントをFacebookに載せたら
反響があったので、詳しく書いてみます。

(「わかーい」「変わったね」「変わってないね」というコメントがほとんどだったけれど)
(・・・いいの、キッカケはなんでも)


せっかくだから、
「ボックス型の証明写真でキレイに撮るコツ」をまとめておきます。

就職活動の方や、転職活動の方の参考になればいいな。




1、いすの高さを調節して、背筋を伸ばそう

ボックス型の証明写真では、カメラが固定されています。

ですから、こちらが、顔の位置を
ちょうどいいところに持って行かないといけません。

そのために、いすの高さを調整するのが大切です。


いすに座ると、正面に「ここに顔を合わせてください」みたいなガイドがあるはずです。

その時、面倒くさいからって、いすが低いままだと、
腰を丸めて、顔を前に出すことで調節しています。

そうなると、背中がまるまって、首が短く写ってしまいます。


首が短い!


他にも、、
いすが低いと、他に上目遣いになりすぎたり、
いすが高いと、上から目線になりすぎたり。

いすの高さを調節するのは、かなり大切です。

背筋がまっすぐとのびる高さに、いすを調節しましょう。


そして、ピシッと背筋を伸ばし、
肩甲骨をくっつけるようなイメージで胸をはると
自信に満ちた雰囲気がでます。




2、あごを引くべし

あごを引いたときの印象の差は、こちらに詳しく書いています。

魅力的に撮られる方法!あごの角度による写真写りの差


わたしは、丸顔なので
あごを引くと、実物より顔のラインがシュッとします。

特に、丸顔さんは必須テクニックですよ。



3、目線を奥に

この証明写真、寄り目です。


なぜなら、目の前の画面に写っている自分の映像を見ながら撮っているからです。

近いものを見ていると、寄り目になってしまいます。


画面の自分の映像の、その奥を見るようにすると
寄り目じゃなくなります。



これは、普通に撮られるときも大切なことです。

レンズの表面(ガラス)を見るのではなく、
レンズの奥を見てください。

奥のカメラマンを見る
もしくは、カメラの奥に、好きな人を思い描くのもいいですよ。



鏡越しに撮るときや、自撮りも、
近くを見ているので、寄り目になりやすいです。


うん、見事に寄り目!!




4、服は白系がオススメ

白い服は、レフ板効果!
顔が明るく見えます。

また、Vネックは、首が長く見える効果があります。


しかし、この写真は襟がだらしないですね。
きちんと、左右対称になるように、確認しましょう。




肩の高さがも、癖でどちらかが高くなる方がいます。
同じ高さになるように、チェックしてくださいね。



5、光

昔は、正面から当てる光だけだったので
(カメラ用語で言うと、一灯ライティング)、
あごの下が暗くなるという失敗が多かったです。

だから、「膝の上に白いハンカチを置く」というテクニックがありました。
白いハンカチをレフ板のかわりに使って、光を反射させて、
あごの下の余計な影を明るくする、ということです。


フォトグラファーとしてアドバイスするなら、膝の上だと、少し遠いです。
画面に映らないギリギリまで持ってきてほしいです。

また、レフ板は、大きければ、大きいほどいいので
白い画用紙とか、スケッチブックとか、バスタオルとか用意してみてください。



しかし、
今の証明写真の機械は、3~7カ所のストロボがあるらしいです。
(カメラ用語で言うと多灯ライティング!!)
(数だけなら商業用のスタジオ並みですよ)

足元や、いすの横にもストロボがあるとか。

それだけ光があると、レフ板はいりませんね。


逆に、それだけ計算された光だと、
下手にレフ板を持って光を遮る方が失敗につながります。。


また、きちんと決められた場所に顔がないと
キレイに光が当たらないかもしれませんので、
いすの高さの調整が大切ですね。


さらに、足下や、いすの横のストロボを
荷物や上着なので塞がないようにするのも大切です。


わかりにくいかもしれませんが、
ライトがどこにあるか確認してみてください。

「ライトを荷物でふさがないでください」と書いてあれば
下からのストロボがあります。




6、表情は、やさしい微笑みで

証明写真と言えども、にらむような真顔は怖いですよー!

なぜなら、
証明写真を見るのは、面接官という『人』ですからね。


第ゼロ印象(会う前の印象)は、とてもとても大切です。

真顔では、真面目な印象は伝わっても、

「この人と一緒に働きたい」
「この人なら、しっかり働いてくれそう」

という自分をプロデュースしてほしいです。


そうすると、好感度が高いのは、やっぱり笑顔ですよね。

でも、証明写真で、満面の笑顔は、
残念ながら日本ではアウトですから、、

目が笑って、口角が軽く上がっている。
そんな優しい微笑みがいいですね。

優しいイメージをしながら、
ぜひカメラのほうを見てくださいね^^








ちなみに、
この機械を作っている会社(株式会社DNPフォトイメージングジャパン)が紹介している写り方もあったので、紹介。

Ki-Re-iでキレイに撮影するためのワンポイントアドバイス☆
http://www.dnpphoto.jp/products/kirei/cause/index.html


なるほど。
正面のガラスを磨くとか、盲点でした。





しかし、

女子の美肌加工はもう当たり前で、
男性も男前に写るモードがあったり、
撮った証明写真のデータを携帯に転送できたり、
シールに印刷されてのり付け不要とか、

ボックス型の証明写真も、いろいろ進化していますね。












フォトコミュニケーション協会から、優先情報をメールでお届け。
無料メールマガジンはコチラ


好感度アップ 魅力的 プロフィール写真 写真が苦手 渕上真由 クリスティーナ 写真嫌い 撮り方 撮られ方 写り方 魅力的に撮られる 魅力 写真活用 iPhone 自撮り フォトセミナー フォトコーチング フォトコミュニケーション フォトスクール 写真教室 Canon Nikon OLYMPUS Panasonic SONY カメラ教室 写真の学校 カメラ 写真 フォトテクニック 写真技法