コーンスターチ (cornstarch) は、トウモロコシから作られたデンプン。
トウモロコシは、種子の胚乳に含まれる角質デンプンの分布や特性によっていくつかの品種に分けられるが、コーンスターチの原料となるものは、デントコーン(馬歯種)やワキシーコーン(糯種)といった品種が使われる。
デント種やワキシー種は、その用途によって使い分ける。
プリンなどの食品の凝固剤としてもよく使われる。
スーパーで売られているプリンの素にもコーンスターチがよく使われている。
牛乳、砂糖、コーンスターチ、香料などを混ぜて蒸し器にかければ簡単にプリンを作ることができる。
コーンスターチはフランス料理や中華料理でとろみをだすためによく使われる。
中華料理のあんかけには普通コーンスターチに醤油と砂糖を混ぜたものが使われる。
日本において、麦芽100%ではないビールや発泡酒で副原料に使われていることが多い。
原材料名の「スターチ」は、ほとんどの場合コーンスターチが使用されている。
コーングリッツ、コーンフラワー、コーンミールと様々名呼び方がある。
たとえば、米国では、外皮を含むか、油分はどれくらいか、粗蛋白は何%かによってコーングリッツ、コーンフラワー、コーンミール、コーンスターチを区別しているが、この区分は米国でしか通用せず、ヨーロッパ各国ではまったく基準値が異なる。
香港とマカオでは粟粉と呼ぶ。日本の片栗粉とはまったく異なる。