外出自粛が続く中で、
「新しく楽器を始めよう」「演奏動画を撮ってみよう」と
考える方が多くなったのか、
弊社にも録音に関する問い合わせが増えています。
そこで今回は、プロギターリストでもあるカリンバ奏者の
MAKOTO OKAZAKIさんにインタビューさせていただき、
ご自身のカリンバの演奏動画の機材についてお教えいただきました!
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<録音機材>
MSP-Strongerピックアップ(8mm磁石使用) > ALBIT A1FD aco(DI) > L.R.Baggs Align Series Reverb(リバーブエフェクター) > tascam DR-40x(オーディオインターフェイス)
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<カメラ>
SONY α6000
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この動画は、音と動画を別々の機材で録り、後で合わせたそうです。
一眼レフカメラでの撮影ということで、
良い音と良い画質が合わさると、シンプルな編集動画でも
クオリティーがグッと上がるように感じるのではないでしょうか。
さて、使っている機材名は分かっても、
なぜ何個も機材をつないでいるのか、なぜ必要なのか、と
不思議に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方のために簡単に解説をさせていただきますね。
まず、ピックアップというのは、マイクのように音を拾う機材で、
動画のカリンバの真ん中についている黒い物体は
MSPピックアップというピックアップで、
楽器の板を磁石で挟んで取り付けて
接触させた場所の音を拾います。
関連記事:
今回の撮影のカリンバへは反響板を挟むために、
8mm厚の磁石(ハンドパン用キットに付属)を使用しているようです。
DIというのは接続先の機材のために
音の電気信号を変換する機材です。
MSPピックアップも含め、ピックアップと呼ばれるマイクの信号は
ハイインピーダンスです。
ピックアップからの音の電気信号を
スマートフォンやパソコンへ入力する際には
オーディオインターフェイス(オーディオインターフェース)と呼ばれる
機材を介して入力しますが、そのオーディオインターフェイスは
ローインピーダンス対応で、ハイインピーダンスの信号に非対応の
ものがあります。
そのため、ハイインピーダンスをローインピーダンスに変換してから
オーディオインターフェースに接続する必要がでてくるわけです。
関連記事:
【機材初心者さんに】ピックアップと色んな機材との組み合わせ方
※DIやプリアンプ、エフェクターへの接続についての記事です
【機材初心者さんに】スピーカーにつないだのに音が小さい!これって故障?
※ローインピーダンスの機材とそれにつないだらどううなるかについての記事です。
この動画ではプリアンプのように音作りができる機能のついたDIを
ご使用のようです。
インピーダンスを変換するだけでなく、
音作りをした良い音の状態で録音できるのも利点です。
リバーブエフェクターというのは、
リバーブと呼ばれる音の効果を電気的に起こす機器のことです。
リバーブとはカラオケでいうエコーのように、
空間に音が広がる(残響)ような音の効果のことです。
世の中には色んなエフェクト効果が出せるエフェクターがたくさんあります。
関連記事:
ピックアップなどを用いた高音質での動画作成は、
パソコンを使って音と動画を編集して合わせる方法以外にも、
スマホでだけで動画も音も録るという方法もあります。
データを移す手間がなく、SNSへの投稿もスムーズでとても便利です。
スマホでの撮影の場合、音と動画を同時に録ることがありますが、
その場合、アプリによっては音の編集に制限があることもあります。
そのため、プリアンプ機能の付いたDIやDI機能のついたプリアンプを
使用して、撮影前に音作りをしておくのも良いですね。
MAKOTO OKAZAKIさんのスマホでの撮影の方法については
この動画でご覧いただけます↓
オーディオインターフェイスは端末の機種やOSに合うかどうか
確認することをお忘れなく!
MAKOTO OKAZAKIさんは、先日に
MSPピックアップの取り付け動画もご投稿くださいました。
参考記事:【MSPピックアップ VS コンデンサーマイク】カリンバ(親指ピアノ)へ取り付け比較
https://ameblo.jp/one-more-time-yokoi/entry-12604860084.html 2020-06-18
MAKOTO OKAZAKIさんのYouTubeチャンネルは
その他の動画コンテンツも面白いものがたくさんです!
カリンバのメンテナンスから奏法まで学べちゃいます。
アコースティックギターをされている方も、ぜひご覧ください!
とてもカッコイイ演奏動画に出会えますし、学べる動画もありますよ^^
【MAKOTO OKAZAKIさん関連リンク】
【弊社関連リンク】
★MSP販売サイト123music.jp
★MSPメーカーサイト123sound.jp
★インスタグラム123sound.jp
★ツイッター@mspyokoi