“スピーカー”と一般に呼ばれているものは、
どんな機能のある機材なのでしょうか?
検索エンジンで「スピーカー」と検索すると、
CDを聞くようなオーディオについている
四角いボックスの形のスピーカーが
画像で上がってきますが、
その他に上がってくる今話題の“スピーカー”は、
「Bluetoothスピーカー」です。
一般の人が「スピーカー」と呼んでいるのは、
スマートフォンなどの端末に入っている音楽を
大きな音で聞くために使用する、
このタイプのスピーカーのことを指していることが
多いのではないでしょうか。
※友人宅の壁掛けタイプのBluetoothスピーカーを例に撮らせていただきました
スピーカーといいながらも音を増幅するアンプ機能もついているし、
マイク入力やAUX INがあればピックアップが入力できそうに見えます。
実際、物理的に入力できるものが多いでしょう。
しかし、残念ながらそういった“スピーカー”と呼ばれている機材は、
オーディオ機器の信号やカラオケなどに使用される
普通のマイクの信号に対応した受け入れ口なことが多く、
一般的な楽器についているピックアップの信号は種類が違うため、
スピーカーが正常に動作しないことが多いのです。
PCスピーカーやテレビスピーカーも同様です。
※BluetoothスピーカーではなくCDプレーヤーですが、
外部入力例としてご覧ください
少し難しい話をさせていただきますと、
インピーダンスという信号の値が
オーディオの音楽やマイクの信号は低く、
ピックアップの信号は高くなっています。
低いインピーダンスに対応した機材の入力口に
高いインピーダンスの信号を入力しても、
すべての信号を受け入れきれずに、
音が変質したりノイズがでるなどの現象が起きてしまい、
本来のピックアップの性能を発揮できません。
今回、タイトルにありましたお悩みについてですが、
これに関してもスピーカーがオーディオ専用の機材で
あることが原因の可能性が高いでしょう。
他にスピーカーといえば、
音を増幅するアンプ機能がついておらず、
電気信号を音に変換するだけの
本当の意味でのスピーカーもあります。
ジャックの入力口がついているものもあるので、
ピックアップを接続したら音が出だせそう気がしますが、
スピーカー機能だけのスピーカーでは
音を出すことができません。
※自宅にあるものを例に上げさせていただきました
ピックアップを使用して楽器の音を出したい場合は、
楽器店やバンドマンの間で「アンプ」と呼ばれている
アンプ機能とスピーカーが一緒になった「コンボアンプ」を
使用いただくと一番簡単に音を出すことができます。
アコースティック用アンプ、楽器用アンプなどの
ハイインピーダンス対応のアンプをお求めください。
ボーカルマイクやキーボードようのアンプでは
インピーダンスが合わない可能性がありますのでご注意ください。
アンプは説明書がネット上にPDFなどでアップされていることが多いので、
説明書で入力インピーダンスや入力機材について
確認していただくとよいかと思います。
モバイル式で便利なBluetoothスピーカーが使えないなんて…
そう思っている方、楽器用アンプにもバッテリーや電池駆動の
モバイルタイプがありますよ!
上記は1例ですが、他にもいろいろなメーカーから
いろいろな機種が出ていますので、検索してみてくださいね。
MSPピックアップは出荷直前に全品動作確認を行っておりますが、
故障や初期不良が疑われる場合は、
お手数ではございますが弊社までご連絡くださいませ。
次回はのびのびになってました
「アンプの使い方」について触れようと思います。
お楽しみに~^^
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