きれいな夕焼けの今日は
父の命日でした。
13年前に病気で旅立った父です。
重病だったのに
「結婚式に出る!」と言って
私と主人の結婚式に病を押して出席しました。
父が熱望した結婚式。
私と主人はその頃、お互いとっくに30を過ぎていて
しかも結婚式には興味なし・・・(笑)
でも、私の父の、たっての希望で
家族だけで小さなレストランウェディングをしました。
父と母がよく通っていた素敵なレストランで。
病状は深刻でしたが「結婚式までに病気を治す!」とがんばっていました。
フラフラなのに、入院していた病院から
妹の運転する車でなんとかやって来た父。
しっかりと礼服に身をつつみ
両家の家族の前であいさつをしてくれました。
出席していたのはほんの1時間弱だったでしょうか。
美味しいフルコースのスープをひとくちだけ飲み
「おいしいね」と言って
また妹の運転する車で病院に戻りました。
私と主人も式の後、病院に向かいました。
父はつらい状態だったはずなのに
とても嬉しそうでした。
結婚式の写真を父の病室に持って行くと
とても喜んで
病室に来る看護師さんや先生みんなに見せていました。
(これはちょっと恥ずかしかったのですが/笑)
そしてその2週間後に旅立ちました。
父は最期の最期まで
希望を捨てずに生き切りました。
すごい人でした。
病状が深刻な状態で
あんな風に気丈に希望を持っていられるものなのか。
もし自分がそうだったら・・・
私には自信がありません。
でも、父の娘ですから
そういう部分は持っているかもしれませんね。
父は庭いじりが大好きで
様々な花を庭に植えていました。
めずらしい花が特に好きで
目新しい花を育てることもよくチャレンジしてました。
一方、けっこうロマンチストで
母が大好きなスミレをたくさん育てて
母を喜ばせたりもしていました。
仕事の帰りに花を買ってきました。
目にとまった蘭?リリー?
とっても良い香りです。
しかし、見たこともない花の出現に
愛猫のまめ太はおよび腰(笑)
ソファーの陰から恐々とみています。
レスキューできるか??
花を父が大好きだった備前焼の大ぶりの花入れに飾って
今日は父との思い出(楽しかったこと、おもしろかったこと)に
ちょっとだけひたりたいと思います。