身動きとれないよ、助けて〜! | いつもシニアドッグのそばに

いつもシニアドッグのそばに

シニアドッグが大好きで、ドッグヘルパー One by Oneとして
犬の介護士、介護アドバイザーをしています。
「愛犬のアンチエイジング・エクササイズ」セミナーも開催。
介護の担い手を増やすため、ドッグライブリー協会、シニアドッグ介護習得コースを開催中。

うちの看板犬のイーナ。

日中は、リビングでほとんどの時間を過ごしています。
ソファーがあるのですが、床とソファーの間に7~8センチの隙間があり、
よくボールやおもちゃが中に入ってしまいます。

それをがんばって取りに行くのですが・・・


突然、「クゥ~ン」と聞き慣れない声が聞こえてきた、と思ったら


$老犬介護 ドッグヘルパー One by One-老犬介護 ドッグヘルパー One by One

イーナ、ソファーと壁と他の家具の隙間で
身動きがとれなくなっていました(汗)。


まあ、本人(犬)の表情は、悲しいというより
ちょっと困っちゃった、という雰囲気でしたが(笑)

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この後、すぐにイーナの手前にあった照明器具を
ずらしてレスキューしたわけですが、、、

シニアなワンちゃんにとってこういうことは
本当にたくさん起ってきます。

特に、白内障で眼が見えにくくなってきた場合、
匂いをたよりに壁や家具をつたって家の中を歩き回るのですが
家具と家具の間のちょっとした隙間などで身動きがとれなくなることが多いのです。

どういう所で身動きをとれなくなるかというと・・・

$老犬介護 ドッグヘルパー One by One-老犬介護 ドッグヘルパー One by One

先ほどイーナがはまっていたような
家具と家具の間。
特にこんな風に、コードが垂れていたりすると余計危ないですね。

もし、オーナーさんがいなければ
数時間もこういう場所にはまって身動きがとれなくなることも・・・。
(けっこう多いです)

シニアになってくると、方向転換する感覚や
運動能力が弱くなってくるんです。


$老犬介護 ドッグヘルパー One by One-老犬介護 ドッグヘルパー One by One

こういうリラックスチェアも。
チェアと壁の間だけではなく、チェアの下などにはまる場合があります。

年をとってくると頭を支える首の筋肉が弱くなってきたり
首の関節が痛くなってきたりして
首が下がってきてしまいます。

常に首を下げて歩くシニアワンコもいます。
すると、若い頃にはハマったことがない所にハマります。
これは本当に予測不可能な場所だったりします。


$老犬介護 ドッグヘルパー One by One-老犬介護 ドッグヘルパー One by One

例えば、こんな普通のいす。
どこにはまるの?と思うかもしれませんが
この足と足の間に頭をつっこんで身動きがとれなくなる可能性もあり!です。

お散歩がわりに庭に出ていたシニアワンコが、庭のフェンスに首がはまり
そのままになっていたシニアワンコもいます。


これを防ぐには、危ない隙間をなくすことです。
余計な物を撤去して、シニアワンコの足下も安全に。


「家の中を全部気をつけるのは大変!」
と思いますよね~。そうだと思います。
ならばシニアワンコがいる居住スペースだけでも気をつけると良いと思います。

もしくは、市販されているゲート、仕切り、キッズサークル等を使ってシニアワンコの
専用の安全エリアをつくってみては?

愛犬が、
「身動きとれない、たすけて~」
と、ならないように時間のある時に
お部屋の点検をしてみてはいかがでしょうか?



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