(ジュンの家)
長老:大体の話はわかった。しかしじゃ……わしらに血を流せというのか…?
ジュン:そうは言っておらん。
長老:同じことじゃ。
バナン:ハッハッハッ! そのとおり!
ジュン:バナン!
バナン:わしらは、あんたに血を流せと言っておる。ガストラ帝国はさらに魔導の力を得るために動き出している。
この都市で見つかった氷づけの幻獣を狙ったのもそのため……このまま帝国が魔導の力を増大させていけば、過去のあやまちを繰り返すことになる……
長老:魔大戦……
町人:あの世界を破壊しつくしたという伝説の戦い…
町人:それが、また起こるというのですか?
長老:人間はもっと、知恵のある生き物じゃなかったのか……
マッシュ:あにき!
エドガー:マッシュ! 無事だったか!!
ティナ:マッシュ!はいハチミツ!
マッシュ:いや再会して即熊イジリやめて?
エドガー:そちらは?
カイエン:ドマ王国戦士カイエンでござる
ガウ:ガウ ガウ!!
マッシュ:ドマ王国は帝国によって皆殺しに……
カイエン:ケフカによって、みな……毒殺され……
長老:むごい……
ガウ:ガウ、いっかげつ、なにもたべてなかった
長老:むごい...
マッシュ:あっガウの言うことはあんま気にしないで?
ティナ:ガウ、ハチミツ食べる?
ガウ:たべる
バナン:長老!
長老:ウーム…だがそれはドマ王国がリターナーに協力していたからの事。中立を決め込んでいれば帝国とてそんなムチャな事は……
ロック:そんな事はないぞ!!
ティナ:ロック!
マッシュ:お前遅かったじゃねぇか!俺ら手紙で大変だったのに!
エドガー:手紙?
マッシュ:あっ俺の言うこともあんま気にしないで?
ロック:帝国はもうすぐここにやってくる!
エドガー:なにっ!!
バナン:ロックよ。どこでその情報を?
ロック:このセリスが…もと、帝国の将……
カイエン:そうであったか! どこかで見た顔だと思ったら…ガウ殿、どきなされ!
カイエン:マランダ国を滅ぼした悪名高いセリス将軍! この帝国のイヌめ! そこになおれ!! 成敗してくれよう!
ロック:待ってくれ! セリスはもう帝国を出てリターナーに協力する事を約束してくれたんだ。
カイエン:しかし!!
ロック:俺はこいつを守ると約束した。俺は一度守るといった女を、けっして見捨てたりはしない!!
エドガー:ロック…お前、まだあの時のことを…
マッシュ:へえセリスは女か。修行の成果で全然分かんねぇ。
エドガー:お前...どんな修行してたんだ?
ガウ:おまえがわるいトレジャーハンターロックか!やっつける!(飛びかかる)
ロック:うわあなんだこいつ!おい俺のことなんて言ったんだよ!
マッシュ:おかしいなあちゃんと良いどろぼうって言ったんだけど。
ロック:なんで良いが悪いになってどろぼうがちゃんとトレジャーハンターになってんだよ!
マッシュ:ふしぎだねーはいガウちゃんやっつけなくていいからこっち来ましょうねー。あっどうぞ続けて。
ティナ:私も帝国の兵士でした…
カイエン:なに!!
エドガー:帝国は悪だ。だが、そこにいた者すべてが悪ではない。
マッシュ:兄貴にめんじてここは……
大変だ! 帝国が攻めてくる!!!
(ナルシェ前)
ケフカ:何としても氷づけの幻獣を手に入れるのだ!!
兵士:ケフカ様。住民は……
ケフカ:住民など皆殺しにしてしまえ!
兵士:ですがナルシェは中立……
ケフカ:バカもの!! いいか! 情けなどかけるな! 逆らうものは、皆殺しだ! 行くぞ!!
兵士:(だから逆からってないって言ってるのに)
(ジュンの家)
長老:ええい、しょうがない! 戦うしかあるまい!
バナン:敵の目的は幻獣だ。
長老:幻獣は谷の上に移した
エドガー:よし、そこで死守するぞ!
(谷へ移動中)
エドガー:ロックもいろいろと過去を持つ男だ。さっき君をかばったのを、愛情とカン違いして、ほれちゃいけないぜ。
セリス:私とて軍人のはしくれ。そう簡単に心を動かしたりはしない!
エドガー:そのセリフ、しびれるね!
ガウ:しびれる?サンダー?てき!!(飛びかかる)
マッシュ:はーいガウちゃんその人は仲間だし女の人に飛びかかっちゃダメなんだよー。こっち来ましょうねー。
セリス:生まれながらに魔導の力を持つ娘…こんなかたちで再会するとは…
ティナ:あなたも魔法を? でも私とは少し違う…
セリス:私は幼い頃に、人工的に魔法の力をうえこまれた、帝国の人造魔導士だ。
ティナ:人を愛することはできるの?
セリス:??? からかっているのか?
ガウ:ガウできる!
マッシュ:はーいガウちゃん嘘はダメなんだよー。
ガウ:うそじゃない!ガウにくあいしてる!
マッシュ:いま人間の話してまーす。
カイエン:忘れるな! おぬしを信用したわけではないぞ。
セリス:いいだろう。私が敵か見方かその目で確かめろ!
ガウ:セリスはござるいうか?
マッシュ:言わない言わないござるはカイエン以外誰1人言わないんだよー。
はあ、ガウの世話は疲れるぜ。なんで俺が世話って決まってる感じなんだよ全く...
エドガー:ここで敵を迎え撃つ。作戦を考えなくてはな...
マッシュ:適当にガーッと行ってバーッと倒してシュシュシュ!ドーン!でいいんじゃねぇ?
エドガー:いや戦いってそんな簡単じゃないから!
ロック:じゃあ俺はシュシュシュやるよ。
エドガー:シュシュシュやるってなんなんだ!
ガウ:ガウバーッやりたい!
カイエン:ガウ殿はガーッのほうがいいのではござらぬか?
エドガー:カイエンまでその感じに乗らないでくれるかな!?
ティナ:私ドーンやるね!楽しみ!
セリス:...リターナーってこんなんなのか?
エドガー:ああ私も大変だよ。終わったら君とお茶でもして癒されたいものだよ。
セリス:...............
エドガー:えっ無視?
バナン:準備はよいかな?
くるぞ!
ケフカ:ほー……裏切り者のセリス将軍もおいでですか……
ロック:スゲー目がいいやつだな。視力3、0の俺でもケフカの顔見えないぜ。
エドガー:お前の視力もすごいな!
ケフカ:ちょうどいい。まとめて始末してあげましょう!!
ゆけ!! むしけらどもをけちらせ!!
マッシュ:思ったより敵が少ない...本当に「プロジェクトマッシュ」で行けるぜ!ガーッ!
ガウ:バーッ!
カイエン:そういえば拙者はなにをするか聞いてなかったでござる!
ロック:シュシュシュ!ぬすむ!チッ!ポーションかよ!
セリス:こんな作戦でも全部倒した...私が将軍の時やってたことはなんだったんだ...
ケフカ:クッ……
これで勝ったと思うなよ!
マッシュ:追いつめたぜ...トリャ!きんてききんてき!
ガウ:たのしそう!ガウも!
ロック:ノドに短剣ぶっ刺し!
エドガー:目にオートボウガン!
カイエン:ハラサシ!!
セリス:ハラサシその2!
マッシュ:とどめだ!行けティナ!
ティナ:ドーン!
マッシュ:いやグーで殴っただけ!!魔法ぶっ放してくれよ!
ケフカ:クワァー! おぼえていろよ!!!
エドガー:幻獣は?
ロック:無事か!?
(幻獣の前)
エドガー:氷づけの幻獣は無事か…
カイエン:それにしても…生きているようでござるな
マッシュ:まさか…?
(怯えて後ろに下がるティナ)
ロック:ティナ!どうした!!
(幻獣が光を放ちティナ以外飛ばされる)
ティナ:いやあ!!!
マッシュ:幻獣とティナが……
エドガー:反応しているのか!?
ガウ:ガウも!
マッシュ:マジでお前は今黙ってろ!!
ティナ:何!? この感覚!? えっ? 今なんて……ねぇ、教えて! 私は誰? 誰なの!
ロック:ティナ!
セリス:幻獣と……反応するというの……!
エドガー:ティナ……幻獣から…… はなれろ……
(幻獣がティナに光を注入するとティナの姿が変わる)
(トランスしたティナがどこかへ飛んで行く)
ガウ:はだか!ティナピンクのはだかになった!
マッシュ:脱ぐと良い筋肉してたんだな...
(ジュンの家)
ガウ:ガウー!ティナごっこ!
マッシュ:おいガウー全裸で家の中走り回るなってー。お前にもまあまあのモン付いてんだからさー。
ロック:うっ……
セリス:気がついた?
ロック:ティナは!?
セリス:何かに変身して……そのまま、どこかへ行ってしまった。あれは、まるで…………幻獣のようだった……
エドガー:ロック! 気が付いたか!! ティナに何かが起きた…幻獣とティナには何か関係があるのか?
ともかく…ティナを助け出そう。目撃した者の情報によればフィガロの西へ、ものすごいスピードで飛んでいったらしい……
ロック:早く行こう! 俺は守ると約束したんだ!
セリス:ロック……
マッシュ:よく言うぜ。1人だけ気を失ってたくせに。
ロック:グッめちゃくちゃ痛いところを突くな...
エドガー:まあ待て。帝国はまた、このナルシェの幻獣をねらってくるかもしれん。
マッシュ:バナン様の護衛も必要だ…
カイエン:もと帝国の兵士…だが、あの娘は助け出さなければならないでござる!
エドガー:ふたてに分かれてティナを助に行こう。残ったメンバーはナルシェを守る。
フィガロ城を使えば西の地へ行くことができる。多分、コーリンゲンかジドールに何か手がかりがあるはずだ。
マッシュ:よっしゃメンバー決めだ!まずガウは服を着ろ!!
エドガー:それではティナを追っていくメンバーとここに残るメンバーに分けよう。
そうだな...ティナのほうには4人くらいか?
ロック:確認だけど全員ティナのほうに行きたいんだよな?
マッシュ:こんなこと言っちゃあれだけど...ガウは置いてかねぇ?あのー...めんどくさい。
ガウ:いいぞ。ガウここであそんでる。
エドガー:意外にスムーズに1人決まったな...あと1人か。
ロック:こういう時はジャンケンでしょ。
エドガー:確かにな。行くぞ。最初はグージャンケンホイ!
あいこでしょ!
あいこでしょ!
あいこでしょ!
...............
あいこでしょ!
あいこでしょ!
あいこでしょ!
マッシュ:いや2時間やってる!!!めちゃくちゃ無駄な時間!
ガウ:ガウーティナごっこ!
マッシュ:ガウまた全裸になってるし!苦労して着せたのに!
ロック:5人でジャンケンこんなに決まらないか!?
カイエン:ゼエ、ゼエ、ゼエ、ゼエ、でござる。
マッシュ:こんななる前に兄貴が止めてくれないとさ!!
エドガー:わ、私が悪いのか!?
マッシュ:ああもういい!アームレスリングトートメント戦で勝負だ!
ロック:めちゃくちゃマッシュに有利な種目だな!まあ時間もないししょうがないか。
マッシュ:俺とセリスの決勝か...
セリス:エドガーもロックも弱かった。
カイエン:拙者そのロック殿に負けたでござる...
ロック:なあエドガー、これって5人からここに残る1人決めてるんだよな?優勝決める必要なくね?
エドガー:!確かにな。
ロック:気付いてなかった!?おいおい今日どうしたんだよエドガー!しっかりしてくれよ!
エドガー:なんでも私のせいにするな!お前たちも大人だろ!
ロック:俺たち全員まともじゃねぇんだぞ!!
エドガー:はっきりと凄い宣言するな!とにかく面白いからこの試合だけ見よう。
レディ、ファイト!
マッシュ:イッテーーー!!!お、俺が瞬殺!?その細い体でどうやって...
セリス:大事なのは大きさや太さじゃない。筋肉の使い方だ。
マッシュ:筋肉の使い方...弟子にしてください!!
セリス:弟子は取ってない。
エドガー:よし決まったな!ここに残るのはガウとカイエン!早速旅立つぞ!
マッシュ:カイエン、その間にガウのティナごっこやめさせといて?
カイエン:自信はないが...尽力するでござる。
つづく...