連続コント小説「えふろく」#21 | まるごとゴトウまるまる

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声を出せない僕の代わりにネタを演じてくれる方募集中!あっしの頼み聞いてやってくだせえ

            (ジュンの家)

長老:大体の話はわかった。しかしじゃ……わしらに血を流せというのか…?

ジュン:そうは言っておらん。

長老:同じことじゃ。

バナン:ハッハッハッ! そのとおり!

ジュン:バナン!

バナン:わしらは、あんたに血を流せと言っておる。ガストラ帝国はさらに魔導の力を得るために動き出している。
この都市で見つかった氷づけの幻獣を狙ったのもそのため……このまま帝国が魔導の力を増大させていけば、過去のあやまちを繰り返すことになる……

長老:魔大戦……

町人:あの世界を破壊しつくしたという伝説の戦い…

町人:それが、また起こるというのですか?

長老:人間はもっと、知恵のある生き物じゃなかったのか……

マッシュ:あにき!

エドガー:マッシュ! 無事だったか!!

ティナ:マッシュ!はいハチミツ!

マッシュ:いや再会して即熊イジリやめて?


エドガー:そちらは?

カイエン:ドマ王国戦士カイエンでござる

ガウ:ガウ ガウ!!

マッシュ:ドマ王国は帝国によって皆殺しに……

カイエン:ケフカによって、みな……毒殺され……

長老:むごい……

ガウ:ガウ、いっかげつ、なにもたべてなかった

長老:むごい...

マッシュ:あっガウの言うことはあんま気にしないで?

ティナ:ガウ、ハチミツ食べる?

ガウ:たべる



バナン:長老!

長老:ウーム…だがそれはドマ王国がリターナーに協力していたからの事。中立を決め込んでいれば帝国とてそんなムチャな事は……

ロック:そんな事はないぞ!!

ティナ:ロック!

マッシュ:お前遅かったじゃねぇか!俺ら手紙で大変だったのに!

エドガー:手紙?

マッシュ:あっ俺の言うこともあんま気にしないで?


ロック:帝国はもうすぐここにやってくる!

エドガー:なにっ!!

バナン:ロックよ。どこでその情報を?

ロック:このセリスが…もと、帝国の将……

カイエン:そうであったか! どこかで見た顔だと思ったら…ガウ殿、どきなされ!

カイエン:マランダ国を滅ぼした悪名高いセリス将軍! この帝国のイヌめ! そこになおれ!! 成敗してくれよう!

ロック:待ってくれ! セリスはもう帝国を出てリターナーに協力する事を約束してくれたんだ。

カイエン:しかし!!

ロック:俺はこいつを守ると約束した。俺は一度守るといった女を、けっして見捨てたりはしない!!

エドガー:ロック…お前、まだあの時のことを…

マッシュ:へえセリスは女か。修行の成果で全然分かんねぇ。

エドガー:お前...どんな修行してたんだ?

ガウ:おまえがわるいトレジャーハンターロックか!やっつける!(飛びかかる)

ロック:うわあなんだこいつ!おい俺のことなんて言ったんだよ!

マッシュ:おかしいなあちゃんと良いどろぼうって言ったんだけど。

ロック:なんで良いが悪いになってどろぼうがちゃんとトレジャーハンターになってんだよ!

マッシュ:ふしぎだねーはいガウちゃんやっつけなくていいからこっち来ましょうねー。あっどうぞ続けて。


ティナ:私も帝国の兵士でした…

カイエン:なに!!

エドガー:帝国は悪だ。だが、そこにいた者すべてが悪ではない。

マッシュ:兄貴にめんじてここは……

大変だ! 帝国が攻めてくる!!!

           (ナルシェ前)

ケフカ:何としても氷づけの幻獣を手に入れるのだ!!

兵士:ケフカ様。住民は……

ケフカ:住民など皆殺しにしてしまえ!

兵士:ですがナルシェは中立……

ケフカ:バカもの!! いいか! 情けなどかけるな! 逆らうものは、皆殺しだ! 行くぞ!!

兵士:(だから逆からってないって言ってるのに)

          (ジュンの家)

長老:ええい、しょうがない! 戦うしかあるまい!

バナン:敵の目的は幻獣だ。

長老:幻獣は谷の上に移した

エドガー:よし、そこで死守するぞ!

         (谷へ移動中)

エドガー:ロックもいろいろと過去を持つ男だ。さっき君をかばったのを、愛情とカン違いして、ほれちゃいけないぜ。

セリス:私とて軍人のはしくれ。そう簡単に心を動かしたりはしない!

エドガー:そのセリフ、しびれるね!

ガウ:しびれる?サンダー?てき!!(飛びかかる)

マッシュ:はーいガウちゃんその人は仲間だし女の人に飛びかかっちゃダメなんだよー。こっち来ましょうねー。



セリス:生まれながらに魔導の力を持つ娘…こんなかたちで再会するとは…

ティナ:あなたも魔法を? でも私とは少し違う…

セリス:私は幼い頃に、人工的に魔法の力をうえこまれた、帝国の人造魔導士だ。

ティナ:人を愛することはできるの?

セリス:??? からかっているのか?

ガウ:ガウできる!

マッシュ:はーいガウちゃん嘘はダメなんだよー。

ガウ:うそじゃない!ガウにくあいしてる!

マッシュ:いま人間の話してまーす。



カイエン:忘れるな! おぬしを信用したわけではないぞ。

セリス:いいだろう。私が敵か見方かその目で確かめろ!

ガウ:セリスはござるいうか?

マッシュ:言わない言わないござるはカイエン以外誰1人言わないんだよー。
はあ、ガウの世話は疲れるぜ。なんで俺が世話って決まってる感じなんだよ全く...

つづく...