マッシュ:これがバレンの滝か…
カイエン:これより南は獣ケ原…凶悪な獣がいる危険な場所ですぞ。
マッシュ:だが後戻りしても帝国軍が待ち受けてるぜ…
カイエン:フム。獣ケ原を抜けることができれば東の海岸沿いにモブリズという村があるはずでござるが…
シャドウ:俺の役目は終わったようだな…
マッシュ:シャドウ! お前には世話になったな。また一緒に冒険しようぜ。
(少し立ち止まって歩いて行くシャドウ)
マッシュ:シャドウ!わんこにもよろしくな!
(歩き出すシャドウ)
マッシュ:シャドウ!ありがとな!
(歩き出すシャドウ)
マッシュ:シャドウ!おーいシャドウ!シャドウって!!
...あっ悪いもう言うことなかったわ!
(歩き出すシャドウ)
マッシュ:...呼べば止まってくれるんだな。
さて、行くか!ジャーンプ!
...モンスターだ!戦うぞ!
なあこれってどういう状態?
カイエン:滝の上から飛び降りて落ちてる途中で魔物が来たので空中で戦ってる状態でござる!
マッシュ:それってどういう状態?
カイエン:わからんでござるが倒したでござる!
マッシュ:俺たちスゲーな!ただ落ちるー!!
(下で気を失っている2人)
(少年が現れ周りをウロウロして匂いをかぐ)
―― 獣のようなかっこうをしているが、その瞳の奥には優しい光をたたえた少年
「ガウ」
―― 君は…?
(立ち去るガウ)
マッシュ:なんだあいつ?
.....
(モンスターを倒す2人)
ガウ:ガウー!
マッシュ:わービックリした!お前さっきのだな?
ガウ:うう...はらへった...
マッシュ:はら?おー俺もだぜ!(居なくなるガウ)
カイエン:行ってしまったでござるな。はらが減っているとは気の毒でござる。
(モブリスの町)
マッシュ:着いた着いた!いろいろ話を聞いて回るか!
女:傷ついた兵士が村に迷いこんできたんです。私が手当てをしたのですが、よくならなくて…あの人をささえているのは、時おりマランダから来る手紙だけ…私は……
マッシュ:人の家だけど失礼しまーす。あっ悪い寝てた?
負傷兵:私はマランダの兵士です。マランダが帝国に占領され、帝国軍に入らざるをえなくなったのです。ドマと戦うことが嫌で、途中で脱走したのですが…追手の帝国兵に見つかり、傷をおってしまいました…。動くことすら出来ない…これでもう、二度とローラの顔もみれないのか…机の上に手紙があるのです。取っていただけませんか?
マッシュ:あっいいぜこっちは勝手に上がってるしな。ほい。
負傷兵:「帝国の兵隊達がマランダの町を歩きものものしさが前にもましてますがそれ以外は、いたって平和な毎日を過ごしています。」
マッシュ:あっ読みあげてくれんだ。
手紙:「そろそろ庭のお花がほころびはじめ春が近いことを知らせています。体の具合はどうですか? 本当なら今すぐあなたの元へ飛んでいきたい…心配でたまりません。とにかく体を治す事だけを考えて。無理は決してしないでください。あなたのことだけを毎日考えています。早く会いたい…」
ローラ
カイエン:うう...なんていい手紙でござるか...
マッシュ:いや他人が泣くようなもんじゃないだろ。
負傷兵:返事を書きたいのですが、腕の傷がひどく
なってペンを握る事すらできません。
(外に出る)
マッシュ:うーん大変だな。手紙も出せないなんて。よしいいこと考えた!
(次の日)
ローラ:あの人から手紙の返事が来たの! よかった…無事なのね…
マッシュ:マジか!!そーりゃすごい!ビックリだなーカイエン!
カイエン:(ちょっとわざとらしいでござる)
マッシュ:今日も勝手に失礼しまーす。
負傷兵:手紙がまたきているのです。取っていただけませんか?
マッシュ:ほいほい。
手紙:「……あなたの好きなレコードが見つかりません…あなたを、少しでもそばに感じられると思ったのですが……」
マッシュ:手紙短っ。
負傷兵:ローラの望みをかなえてやりたい…この体さえ動いたら…
(次の日)
ローラ:あの人がレコードを送ってくれたの! うれしい…
マッシュ:なんていい人なんだ!!大事にしろよ!!
マッシュ:失礼しまーす!
負傷兵:手紙がまたきているのです。
マッシュ:だろうね!
負傷兵:取っていただけませんか?
「……最近母の具合がよくありません。かといって、いまの私達には薬を買うお金もありません。ポーションがもう少しあれば……」
負傷兵:ローラの望みをかなえてやりたい…この体さえ動いたら…
(次の日)
ローラ:あの人が母のためにポーションを送ってくれたの…やさしいでしょ…
マッシュ:やさしい!!最高の男!(俺ってこの3日なにしてるんだ?)
負傷兵:手紙がまたきているのです。取っていただけませんか?
マッシュ:取るよー。絶対取る。
手紙:「なかなかお返事がこないので心配です……」
マッシュ:えっそれだけ?
負傷兵:ローラの望みをかなえてやりたい…この体さえ動いたら…
(次の日)
ローラ:あの人から手紙の返事が来たの! よかった…無事なのね…
マッシュ:無事よー。あの人はねずっと無事。
負傷兵:手紙がまたきているのです。取っていただけませんか?
マッシュ:うん見てなかった?俺もう家入ってまっすぐ手紙取りに行ってたからね!
手紙:「……この前、手紙に書いてあった本。いつか私にも読ませてね……」
ローラの望みをかなえてやりたい…この体さえ動いたら…
(外に出る)
マッシュ:ヤベエ分かんなくなってきた。手紙俺書いてるんだよね?あいつ本の話したったけとか言ってなかったよな?どういうこと?
カイエン:わからんでござるが...ここまで来たら最後まで行くでござる。
マッシュ:俺たちいつまでこの町にいるんだ?はあ...筋肉の鍛え方の本でいいかな?
カイエン:ダメだと思うでござる。
(次の日)
ローラ:あの人が本を送ってくれたの…毎日、眠る前に読むことにしているのこの本は私の宝物…
マッシュ:(行けたー。)
負傷兵:聞きました…私のかわりにローラにいろいろなものを送ってくださったと。
本当にありがとうございます。これは、お礼のしるしです。受け取って下さい。
私が飼っていた猫のすずです。
マッシュ:あ...ありがとう...
(外に出る)お礼が欲しくてやってたんじゃない。違うけど...いらねぇーーー!!!!!
カイエン:お察しするでござる。
マッシュ:外でイチャイチャしてんじゃねぇバカヤロー!!
ディーン:.....
カタリーナ:.....
つづく...