昼の連続コント小説「えふろく」#16 | まるごとゴトウまるまる

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―― オルトロスとの戦いの末、イカダから投げ出されたマッシュ。果たして行く手には何が...

マッシュ:あつつつつつ...ちくしょうあのエロクソタコ野郎...
どこだここ?おっ家か。行ってみるか。


    (家の前には犬を連れた黒ずくめの男)

マッシュ:なあそこの、犬にわんちゃーるあげてるあんた、旅の者か? 仲間とはぐれてしまった。ナルシェに行きたいのだがどう行けばいいか知らないか?

シャドウ:裏の森を抜けたところに帝国が陣をはっているらしい

マッシュ:帝国が!?

シャドウ:どうやらドマの城を狙っているような気配だ

マッシュ:ドマの城か…。でも俺は急いでナルシェに行かなければならないんだ

シャドウ:ナルシェへ行くにはドマを抜けるしか道はない。俺がドマへ案内してやってもいいんだがな。ただし、気が変わったらいつでも俺は抜けるからな

マッシュ:ああ頼むよ。

シャドウ:俺はいつでも死神に追われている

マッシュ:こええ...なんだよその一言。でもあんた...

シャドウ:...なんだ

マッシュ:見た目のイメージの割によくしゃべるんだな。

シャドウ:...もうしゃべらん。

マッシュ:あー悪かったって!悪い意味じゃないんだ。さあ行こうぜ。

シャドウ:.....

マッシュ:ん?どうした?

シャドウ:犬が食べ終わったらな。

マッシュ:あっオッケー。(動物にも優しいし良い奴じゃねぇか)じゃああの家で情報収集してるよ。


じじい:おっ!? 時計の修理かい? だいぶ待っていたぞい

マッシュ:いや。俺は修理屋なんかじゃない

じじい:ほれ、そこの壁にかかっておるじゃろ? もう何年も動いとらんのだ。1年…? 5年…? いや10年かのう?

マッシュ:全然違うな!

じじい:100年じゃ!!

マッシュ:あんたなん歳だよ!


じじい:おお、そうか!
芝かり機の修理屋か。あんたのサービスが悪いから表の庭は芝がボウボウじゃい。15メートルもノビちまったぞ。

マッシュ:ウソつけよ15メートルって...測ったのかよ。

じじい:測った!!!

マッシュ:うおお!急に大声ではっきり言うなよ!


じじい:コラ、修理屋! 早く、そのストーブを直してくれ! さむくてさむくてタマらんわい!

マッシュ:だから!!!俺は修理屋じゃ!!!ない!!!
(ええいこっちも大声だ!)


じじい:はて…? だとすると…

マッシュ:大声にリアクションなしかよ!ちょうどいいのかよ!

じじい:ベッドの修理屋か!? ギシギシうるさくてかなわんぞい。

マッシュ:あーもういい帰る

じじい:ストーブ!!ストーブだけ!!

マッシュ:...もう...


      (ストーブを調べるマッシュ)

マッシュ:あちちちちち!
まったく……子供のイタズラじゃあるまいし…

じじい:こども? うー ワシには子供などおらん! あーっ ぞっとする。
変な事を言わんでくれ! さあ出ていけ。いいかげんにしないとキサマも獣ケ原にほうり出すぞ!!

マッシュ:??? どうかしてるぞ……このオヤジ

マッシュ:おーいわんこー!このじいさんガブッと行っちゃっていいぜー!

シャドウ:お前の言うことなど聞かん。

マッシュ:えっでも今ちょっと行きかけたよ?前足出かかったよ?

シャドウ:...しつけのしなおしだ。

つづく...


マッシュ編は長いよー!5か6回あるよ!そして濃厚!ボケようがないところもあるし!でも楽しいところもありますよー!