お知らせ
鵜の仲間の中には、姿かたち、習性がとてもよく似た<カワウ>が存在します。
こちらの記事も併せてご覧いただけたらと思います。
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潜水、飛行はお手の物! <カワウ>生態 | まるモフ日和 (ameblo.jp)
こんにちは、まるモフです。
今回は、<ウミウ>の記事になります。
日本の岐阜県の長良川の鵜飼いアユ漁が有名ですね!
ウミウとはどのような動物なのか、生態、カワウなどの見分け方などを見ていきたいと思います。
基本情報
〇分類
鳥綱カツオドリ目ウ科ウ属
◆カツオドリ目は以前ペリカン目という分類でした。
同じ、分類としては、グンカンドリ、アオツラカツオドリなどがはいります。
〇生息地と状況
ウミウはロシア南東部、北朝鮮、大韓民国、北海道沿岸部の岩礁海岸
などに繁殖地をもちます。
◆名前にウミウとついているが、河川を生息地としている場合もあります。
〇食性
肉食<魚食性>
飲み込める魚であれば、種類は無作為に採餌します。
鵜は海や川などで潜って魚を捕るにもかかわらず、あまり尾脂腺が発達していません。
ペンギンやアヒル、カモなどの水禽類は多量の水から羽を守るために、尾脂腺からでる脂などを
多く塗るのですが、鵜は潜水に特化したがゆえに、羽がずぶぬれになってしまいます。
生息地では、羽を広げて乾かす様子がうかがえます。
〇見た目
全長84~100CM
翼開長134CM
瞳はエメラルド色、光沢の色は緑色、嘴の基部が尖っており、顔の広い範囲に白羽毛が目立ち、
ヒナは茶褐色です。
繁殖期には、頭部の羽毛と側面下部が白色になります。
ウミウ?カワウ?どっちがどっち?
ウミウのほかに<カワウ>と呼ばれる同じウ科ウ属のとても姿形がよく似た種類がいます。
簡単にカワウとウミウの違いの表をつくりました。
両種はぱっと似ている種なのですが、実はよく見ると決定的な違いが存在します。
〇大きさ
わずかではありますが、大きさはウミウのほうがやや大型です。
体格が大きく健康で、のどの筋肉がしっかりしていることから、日本の鵜飼い漁もっとも
飼われている理由でもあります。
〇嘴
まず嘴です。
<ウミウ>は嘴の根元が尖っていて、その周囲が白い羽毛が広がっているのに対し、
<カワウ>は根元が丸みを帯び、羽毛の色の違いがはっきりと分かれているのが見えます。
〇羽毛
<ウミウ>が緑色の光沢を帯びているに対し、
<カワウ>は茶褐色の色をしています。
〇生息地
生息地も大きな違いがあります。
<ウミウ>はロシア南東部、北朝鮮、大韓民国、日本の岩礁地帯が多いですが、
<カワウ>は南北アメリカ、ユーラシア大陸、オーストラリアなど世界に広く分布します。
ウミウと名前がついていますが、河川にも生息することもあり、カワウも海に生息地を持つことがあります。
鵜を用いた古くから伝わる漁法
主に中国と日本で行われる、鵜のみを用いるアユ漁です。
基本的には、適正の大きさのアユを呑みこめる大型の<ウミウ>が多く使われますが、
中国では、<カワウ>が多いのでそちらが使われます。
鵜の首元を縄で絞めながら泳がせることで、取ったアユを飲み込まず、それを引き上げ魚を吐き出させるというものです。
かがり火によってアユが驚き、うろこが明りに反射することによって、鵜がとらえやすくするようにするそうです。
鵜飼いの歴史は古く、日本では平安時代から始まり、鵜を2~5羽使い、魚を捕獲していた記録が残っているそうです。
現在でもその伝統を受け継いでいる地域があり、毎年、
5月11日~10月15日くらいに行われる岐阜県の長良川で行う鵜飼い漁が有名ですね。
見れる動物園・水族館
日立かみね動物園、長良川の鵜飼い漁、吉香 鵜の里などで見ることができます。
以上が<カワウ>についてのお話でした。
普段日常で多く見ることはない鳥ですが、長良川鵜飼い漁などの催事に飼育されているものが
いますので、興味あれば見に行くのもよいでしょうか?
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