●ホッキョクギツネ
・軽度懸念
主な生息地は、北極圏のグリーンランド、アイスランド、ロシア北部、カナダ、高緯度高山地帯、スカンディナヴィア半島になります。
主な捕食対象はレミングと呼ばれる小型の哺乳類になり、レミングの生息数とホッキョクギツネの生息数の関係に密接な関係にあります。
新展示場「白狐の山小屋」が完成しました!
ホッキョクギツネは高山帯にも生息しているということで、岩をふんだんに使い、
「高山にたたづむ山小屋」をイメージし展示場の作成に至りました。
獣舎は、山小屋ということで、丸太を屋根に大量に敷き詰めてログハウスらしさを演出しました。
●極寒の地ほど過ごしやすい
ホッキョクギツネの体毛は全体の70%を下毛が占めており、ー70℃の気温でも耐えることができるようです。
さらに、ほかのキツネと比べ、耳とマズル(鼻)が短く体表面積を減らすことで、体温を維持することにも役立っています。
洞窟の内部です。
マジックミラーを採用し、獣舎内部も観察することができます。
教育ボードも英語と日本語を設置しました。
今回はオスとメスを展示。
とても仲がよさそうで、気に入ってくれています。
ホッキョクギツネの分布全体の生息数は今のところ絶滅の懸念はありませんが、
狩猟などにより、スカンディナヴィア諸島(ノルウェー、スウェーデン、デンマーク)では絶滅が懸念されています。
また、肉食獣のため、捕食相手の生息数にも依存しているので、悠長にできません。
日本の動物園では、主に北海道の札幌市円山動物園、ノースサファリサッポロ、東北では宮城蔵王きつね村などで見ることができます。
図:まるモフ本人がホッキョクギツネを抱っこ体験
ちなみに蔵王きつね村では、抱っこ体験ができるみたいです。
写真撮影もしてくれます。
エキノコックスについてですが、万全の対策をしており心配はないそうです。
アラフェネさん(@hiroichgo123)さん / Twitter