いちのたんぼの会主催のイベントがありました。
基調講演が「子供の心も育む食」佐藤 剛史先生・実践報告で「子供が育つ玄米和食・高取保育園命の食育」西 福江先生が講演されました。
佐藤先生は、~お母さんは、命がけであなたを産みました~内田美智子さんの本・はなちゃんの味噌汁の内容をを題材に映像を流され、会場には涙をすする声が聞こえていました。私もこの本は以前、読んだことがあって、命の大切さは、命でしか伝えられないということを伝えられている本です。
性の反対は死じゃないと思う。”生まれないこと”だと思う。生まれたものにしか”生”も”死”も存在しない。多くの命と見つめてきた助産師さんの言葉を紹介されました。
そして、佐藤先生自身も、学生自身にお弁当を自分でつくることを勧めておられ、活動した報告をされ、お弁当には多くのメッセージがあるということを、子供たち自身で感じとることが大切だと伝えておられました。
今日本はTPP問題がある。食糧自給率が低い日本、TPP加入となれば、壊滅的になるという声があるけれど、消費者が簡単便利なものを求めるからというのが一番の理由。消費者が変わらないといけない。言葉で言ってもなかなか伝わらない。だから、子供のうちから弁当をつくらせることによって、食卓の向こう側を感じてほしい。人は経験で理解できるから。いくら親から「あなたは私にとって大事な人」と言われても、「コンビニの弁当・お金を渡す」じゃ、子供は見抜いてしまうetc・・・眼光が鋭く、今の状況を少しでも良い方向へ導かなければという思いが伝わりました。TPPに加盟すれば、遺伝子組み換え植物がドンドン日本へ入ってくることになります。遺伝子組み換え食物は国を滅ぼす
地元の野菜を買い、農薬・肥料を使っていない野菜を選ぶことは、小さなことかもしれないけれど、環境や健康・子供を守る1票につながるのだと先生もおっしゃっておられました。
西先生は、今年で83歳。保育園設立以来、ずっと食育の必要性を訴え続けてこられた先生です。片道3時間んをかけて、この会場へ来ていただいたとのことで、使命感を持って活動されておられる姿に、頭が下がります。
親子さん達に、味噌や梅干しの作り方などをされておられ、最初10人も満たなかったのが、今や噂を聞きつけ、たくさんの人たちと一緒につくっておられるそうです。
牛乳の害も述べられ、牛乳は、牛さんの飲み物ということ。和食にすることが、健康の秘訣。今放射能汚染が心配されるけれど、原爆症をくぐり抜けた秋月先生のお話をされ、味噌の効能をお話されました。”りっぱなウンチをする”ということが、いかに食にかかわっているか?命と健康のバロメーターになっているかを考えさせられるないようでした。そして、本物の食材と調味料を使ったものを子供たちには食べさせて、子供たちの下に味覚を刷り込んでいってほしいという内容。
そして、講演後、フッ素の質問もあり、フッ素は歯科医師会がすすめているもの。親がやりたいのであれば、反対はできないという返答でした。以前、先生の本を読んだことがあって、おやつは砂糖たっぷりの甘いケーキなどは、おやつとは限らず、おやつは四度目の食事。甘さがほしくば、焼いたもち米のおにぎりにきなこで良し。いつの間にか、菓子メーカーや大人たちが「おやつはお菓子」という定義をつくってしまったのかもしれない。きっとここの園では、甘いお菓子は出ないのだろうと思いました。薬に頼らず、地道だけど食育で虫歯予防はできるのです。後者のほうが、より安全で安心です。
電磁波の害を強調されておられました。今携帯電話があるけれど、おっぱいやりながらは、やめてほしい。まだ赤ちゃんや幼児は発達段階なので、脳に影響を及ぼすことを、かなり気にされておられました。
たまたたま、西先生とおつきの人が車に乗られるところに出くわし「本日はありがとうございました。お気を付けてお帰りください」と挨拶したら、「今度、高取に遊びに来てください」という温かいお言葉をいただけました。車での運転技術がないから、行くとしたら電車!