内海聡医師の著書『心の病に薬はいらない!』を
毎日のように読み返しています。
今回は、「向精神薬と麻薬はほとんど同じ?」という項目のページから
それぞれの薬理作用を引用します。

【向精神薬】
・抗うつ薬はセロトニンの取り込みを阻害する=セロトニンを増やす。
・抗精神病薬はドーパミンの活動を抑える。セロトニンにも作用する。
・抗パーキンソン病薬はドーパミンを増やしたり刺激する。
・抗不安薬はベンゾジアゼピン結合部に作用し、ノルアドレナリンやドーパミンを抑制する。

【麻薬・覚醒剤】
・MDMAはセロトニンの再取り込みを阻害する。細胞内セロトニンを高める。
・LSDは脳内のセロトニンシステムに働きかける。
・覚醒剤はドーパミンを放出し、取り込みを阻害する。
・コカインはセロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリントランスポーターを阻害する。
・ヘロインはモルヒネの親戚で、セロトニンやGABAを増やすとされる。


内海氏の著書に書かれてある向精神薬と非合法薬物の、
それぞれの特徴を見ると、ほとんど同じだということが分かります。
化学式の構造など、微妙な細かい部分の違いがあるといっても、
脳ホルモン(神経伝達物質)の作用の仕方は酷似しています。


【向精神薬の中毒性】



心の病に薬はいらない!/内海 聡

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