サタデー・フィクション | 3代目大村屋

3代目大村屋

映画・ダンス・旅行を中心に、日々感じた事を…

監督:ロウ・イエ

出演:コン・リー マーク・チャオ

 

 太平洋戦争直前の上海で繰り広げられる愛と謀略の行方をモノクロ映像で描いたスパイ映画。日中欧の諜報員が暗躍する魔都上海。真珠湾攻撃の7日前、人気女優ユー・ジンは舞台「サタデー・フィクション」に主演するため上海を訪れる。彼女は諜報員という裏の顔も持っていた。その2日後、日本の暗号通信の専門家である海軍少佐古谷三郎が暗号更新のためにやって来る。古谷の亡き妻によく似たユー・ジンは、古谷から太平洋戦争開戦の奇襲情報を得るための作戦に身を投じていく。
 

 太平洋戦争直前の上海が舞台。いろんな立場のスパイが入り乱れてて、分かりにくかった。監督は「一度見ただけでは理解しにくい、という感覚を楽しんでほしいと思っています」って。そんなの嫌だ〜。連合国側、日本の傀儡政権側、抗日の蒋介石側それぞれのスパイが出てくるんだけど、さっぱり分からず。さらにスパイとは関係ない舞台監督との恋愛も絡んできて、何が言いたいのか、一度ではよく分からなかった。
☆☆(T)