監督:フリーヌル・パルマソン

出演:サーガ・ガルザルスドッティル スベリル・グドナソン

 

 アイスランドの片田舎に暮らす家族のささやかな日常を、移りゆく四季と共にユーモアと皮肉を交えて描いたドラマ。アンナはしっかり者の長女イダやいたずら好きな双子のグリムールとソルギス、そして愛犬のパンダと暮らしながら、芸術家としての道を模索する日々を送っている。離婚した元夫のマグヌスは何かと理由をつけては訪ねてきて一緒に食卓を囲み、ピクニックにまで同行する。まだ家族であるかのような日常を過ごすようになる彼らだったが……。カンヌ国際映画祭にてパルム・ドッグ賞を受賞。

 

 離婚した夫婦と子どもたちの生活を美しい四季を背景に綴った作品。これと言って大きな出来事は起きない。唯一びっくりしたのは弓矢が胸に刺さったことぐらいかな。自然、特に冬の凍てついた景色は素晴らしかったが、ストーリーはあってないようなもので、なんで離婚したのかも不明だし、妻のアート作品もよく分からなかった。
☆☆(T)

監督:金井純一

出演:奈緒 伊東蒼

 

 京極夏彦の同名ミステリー小説を映画化。鹿島亜佐美という女性が殺された。犯人も犯行動機も分からないなか、謎めいた女性渡来映子が、生前に亜佐美と付き合いがあった人々の元を訪れ、彼女のことを聞いて回る。様々な証言をたどるうちに、亜佐美という人物の輪郭と、彼女と映子との関係が浮かび上がっていく。

 

 謎の女性映子が死んだ亜佐美についていろんな人に聞いて回る。何のためにそんなことしてるのか、分からなかったが、間もなく警察に逮捕されてしまう。なんでなんで?どういうこと?とびっくりしていたが、映子が亜佐美殺しの犯人だった。前半は全員が怪しくて、ミステリー仕立てになっていて、後半は亜佐美がどれだけ虐げられていたかを訴える内容になっていた。殺したのは映子だけど、亜佐美の心を殺したのは彼女じゃなくて周りの人なのかなぁと思った。珍しいタイプのミステリーで面白かった。

☆☆☆(T)

監督:フランコ・ガルシア・ベセラ

出演:アルベルト・メルマ

 

 壮大なアンデス山脈の下でアルパカの世話をして暮らす少年のまなざしを通し、そこに暮らす人々の生活に息づく祈りと、鉱山開発をめぐる対立構造を描いたペルー映画。ペルーの小さな村に暮らす8歳のフェリシアーノは、忠犬ランボーと共にアルパカたちを放牧することを日課としている。サッカーW杯でペルー代表が予選を突破して本戦に進出することを夢見るフェリシアーノは、ラジオの実況中継に心を躍らせる。やがてこの村にも自然を脅かす採掘業者と村人との対立が生じ、ある日、村全体を巻き込む大事件が勃発する。ベルリン国際映画祭ジェネレーションKplus部門で特別賞、イベロアメリカ映画部門の審査員特別賞を受賞した。

 

 南米ペルーのアンデス地方にある山間の小さな村。村人の多くは、フェリシアーノ一家と同様、アルパカを放牧している。牧歌的な雰囲気で、村人はサッカーW杯に夢中だ。ただ、鉱山採掘が始まり、環境破壊を気にする村人と業者との間でぎくしゃくした関係が続く。

 

 全編、フェリシアーノの視線で描かれる。アルパカが殺されたり、バイクの2人組が登場したり、フェリシアーノの大事なアルパカも行方不明になるなど、子ども心にも、不穏な雰囲気を感じるのだろう。よそ者の私たち日本人から見たら、大自然はそのままで牧歌的に平和に暮らしてほしい、なんて簡単に考えがちだけど、鉱山開発は村にお金をもたらすかもしれない。資本主義がどんどん発展していくなかで、貧しさから抜け出したいと考える人を責めることはできない。これからこの村はどうなるんだろうと一抹の不安を感じた。
☆☆(T)

監督:クレイグ・ギレスピー

出演:ミリー・オールコック イヴ・リドリー

 

 スーパーマン(クラーク・ケント)の従妹スーパーガール(カーラ・ゾー=エル)を主人公に描いたヒーローアクション。スーパーマンが地球を救った後の世界。故郷クリプトン星を失ったカーラは、心の拠りどころである愛犬クリプトと静かに暮らしていた。ある日、謎の敵クレムの攻撃によりクリプトが毒に侵されてしまう。カーラは解毒剤を手に入れるべく、同じくクレムに家族を奪われた異星人の少女ルーシーや凶暴な賞金稼ぎロボとともに、宇宙規模の壮大な戦いに身を投じていく。

 

 予想通りのストーリーと展開で、途中から飽きてしまった。主人公カーラがあんまりカッコよく見えなかったのはなぜかな。
☆☆(T)

 この年になって初めてインフルエンザにかかった。これまで家族みんながかかっても、大流行しても私はかからなかったから、体質的にかかりにくいと思っていた。かかりにくいのは事実かもしれないけど、絶対ではなかったよ。かかったことないのに、毎年予防接種を受けていたのが、実はちゃんと予防の役割を果たしてくれていたのかもしれない。今年はまだ受ける前にかかってしまった。

 

 週末に発熱したからすぐに医療機関に行けず、市販の風邪薬で様子を見ることにした。普段、風邪をひいてもほとんど熱が出ないのに39度まで上がったからおかしいなと思った。体がぽっぽぽっぽして、背中や肩、足首など体中が寝てても痛い。熱いのに汗をかかないから全然、熱が下がらない。それでも3日目の明け方にようやくものすごい汗をかいた。パジャマもTシャツもびっしょり、掛布団にも汗染みができるほど。一旦熱は下がったと思ったら、その日のうちにまた38度に上昇。で、翌日、病院でインフルと判明。病院でもらった薬をのんだら、これまたものすごい汗。2~3時間ぐらい寝て目が覚めるとTシャツもパジャマもびっしょり。これを何度も繰り返して、結局、Tシャツ8枚ぐらい着替えた。でもこれが良かったのか、上がり下がりしながらも少しずつ熱は下がった。ただ、微熱はしばらく続き、突然大量に汗をかくことも。結局、社会復帰できるまで1週間も巣ごもり状態だった。季節の変わり目、要注意だね。(T)