監督：冨永昌敬
出演：池松壮亮
昭和末期の銀座を舞台に、2人のジャズピアニストの運命が交錯し大きく狂い出す一夜を描いたドラマ。ミュージシャン南博の回想録「白鍵と黒鍵の間に ジャズピアニスト・エレジー銀座編」をアレンジして映画化した。昭和63年。銀座のキャバレーでピアノを弾くジャズピアニスト志望の博は、謎の男からのリクエストで「ゴッドファーザー 愛のテーマ」を演奏する。しかし、この曲をリクエストできるのは銀座を牛耳るヤクザの親分熊野会長だけで、演奏を許されているのも会長お気に入りのピアニスト南だけだった。未来に夢を見る博と、夢を見失ってしまった南の運命は絡みあい、多くの人々を巻き込みながら事態は思わぬ方向へと転がっていく。
南と博は別人と思わせておいて、実は博の数年後が南なんだよね。JAZZをやるなら、なんで銀座のキャバレーなんだろう。早く本場アメリカに行けば良かったんじゃないかなぁとも思った。もっとも、昭和末期の銀座のバブル臭い雰囲気は殺人事件も何でもありって感じで、面白かったけどね。実際もこんな感じだだったんだろう。
☆☆☆（Ｔ）