ジェーンとシャルロット | 3代目大村屋

3代目大村屋

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監督・出演:シャルロット・ゲンズブール

出演:ジェーン・バーキン

 

 フランスの女優シャルロット・ゲンズブールが初監督を務め、母ジェーン・バーキンの真実に迫ったドキュメンタリー。伝説的歌手セルジュ・ゲンズブールのパートナーだったジェーン、その2人の娘シャルロット。それぞれの時代をセンセーショナルに彩るフレンチアイコンだった2人。特異な環境で家族の形を築いてきた母娘の間には遠慮のような感情があり、距離を感じてきた。両親が別れた後、父セルジュのもとで成長したシャルロットは、ジェーンに聞いておきたいことがあった。異父姉妹のこと、次女である自分よりも亡き長女ケイトを愛していたのではないかという疑念、公人で母で女である彼女の半生とは一体どんなものだったのか。

 期待したほどではなかった。家族の会話だから、詳しい説明がない。シャルロットの異父姉ケイトは自殺してしまったみたいなんだけど、その経緯もよく分からない。私が詳しくないだけでフランスではみんな知ってることなのかな。ジェーンは3人の男性との間にそれぞれ娘を設けている、恋多き女。その辺とか知りたかったのになぁ。シャルロットの父親のセルジュと別れたこととか、もっといろいろ聞いてほしかった。パンフレット読んだら暴力が原因だったみたいだけど、ジェーンの口からではなく間接的にでもいいから説明してほしかった。少し眠くなったよ。
☆☆(T)