耳をすませば | 3代目大村屋

3代目大村屋

映画・ダンス・旅行を中心に、日々感じた事を…

監督・脚本:平川雄一朗

出演:清野菜名 松坂桃李

 

 スタジオジブリでアニメ映画化された柊あおいの名作漫画を実写映画化。原作漫画とアニメ映画で描かれた中学時代に加え、大人になった10年後をオリジナルストーリーで描く。読書好きな月島雫は、図書貸出カードで名前を見かけていた天沢聖司と知り合い、聖司の大きな夢を知って次第に彼に惹かれていく。聖司に背中を押され、自身も作家になる夢を持つようになるが、聖司は夢を叶えるためイタリアへ。離れ離れになっても夢を追いかけ10年後の再会を誓う2人。10年が過ぎた1999年、出版社で働きながら夢を追う雫は、イタリアで頑張る聖司を想うことで自分を奮い立たせていた。

 

 主人公の雫がすごくいい子で、応援したくなる。10年間、遠距離恋愛していた期間は描かれないから、その間の大変さは分からないけど、それでも最後はうまく行き過ぎのような気がした。雫がイタリアに来たタイミングで、仲間の女性バイオリニストが訪ねてきたり、ハグするところ目撃したり、あり得ない設定だね。ちょっと韓国ドラマっぽかった。あんな偶然ないよー。少女漫画にありがちな王子様が迎えに来てくれる感じかな。登場人物みんながいい子たちなので、さわやかだったので良しとするか。
☆☆☆(T)